53131A(6)

岩通のユニバーサルカウンタは一定時間するとディスプレイを消す設定が出来る。
VFDは寿命がさほど長くないからだろう。

53131AはSAMSUNGのVFDを使っているのだが、電源を癒えておくと常時点灯なのでやがて暗くなる。
それがもっとも分かるのが全セグメントを点灯させた時で、普段点灯しないCH3だとかの表示が明るい事で他が暗くなっている事に気づく。
VFDが暗くなるのは蛍光体の劣化だから仕方がない。
一般品だと3万時間で輝度が半分とか、そんな感じである。
これはEL同様に暗くしておくと寿命が長くなる。

53131Aは汎用VFDドライバのSN75518が使われている。
入力はシリアルで、ラッチも高圧ドライブもこのデバイスがやってくれる。
なので、このシリアルラインを引っ張り出すと↓みたいな外部ディスプレイだって付けられる。
http://akizukidenshi.com/catalog/g/gI-04440/

SGなどでもアンリツは以前にELを使っていた。
スマートフォンのディスプレイに使われているようなものでは無く高電圧をかけて発光させるものだったかな。
これにも寿命があって輝度が落ちてきてしまう。
LCDのモデルもあったのだがコントラストなどの点でLCDが余り見やすくなく、ELやVFDが使われるのだと思う。

LCDだとバックライトのCFLの寿命が短い。
それでも以前に比較するとずいぶん寿命は長くなったと思うし、最近ではLEDバックライトが主流だ。
ソアラのモニタのバックライトが短寿命で3年も使っていると寒い時など相当輝度が低下するようになる。
3年といったって24時間乗り続けているわけではないのだから、おそらく輝度半減寿命が数千時間しかなかったのだろう。