クーリングオフ

SIMロック解除論と共に進行中のクーリングオフ、来年度にも可能になるのだとか。
ただ日経に記事の通りだとすると骨抜きと言わざるを得ない。

通信事業者との利用契約は解除出来るが、通常は同時に契約すると思われる端末代に関しては手が付けられていないからだ。
移動体通信各社は二重価格(ドコモは割引無し価格で買うことは可能だが他社は不明)になっていて、SBMの大好きな実質○○円ってヤツになっている。
契約を解除すると割引が無くなるので高額な端末代だけが残ってしまう。
SIMロックが解除出来れば他事業者に持って行くことは出来るのだが、周波数帯の違いなどもあるので使いにくい。

ドコモ扱いの物であればMVNOでの利用が可能になる。
SBMの端末もSIMロックを解除してドコモMVNO回線を使う事は出来るが、SBM端末は対応周波数帯が少ないのでフルに恩恵を受けられるわけではない。

クーリングオフというのであれば、その契約の時の全てを対象とすべきだ。
通信契約のみを行った人は通信契約を解除出来ればいいが、通信契約と共に端末を買った人は端末も含めて解約出来なければ困る。
そうなると、その物質の償却がどうなるのかという問題が事業者の負担になる点は考慮しなければならない。

ただ現状ではインセンティブをジャブジャブ出し、Apple税を強要する位カネが余っているのだからどうにでもなりそうだ。
そんなことをしたら通信通話料が上がるとか何とか言えるほど現状の通信事業者はクリンな経営をしていない。