WiMAX2＋

UQは4×4 MIMOと20MHz幅を2チャネル使った220Mbpsのサービスを開始する。
バンド幅が広くなった(CA)事や通信効率向上(MIMO)によりデータ量制限を撤廃した定額プランが復活する。

EMもソフトバンク傘下になったとたんにデータ量制限が厳しくなり、移動体3社はいずれも従量プランに移行した。
ただしデータ量無制限とは言っても3日/3GB制限はかかるので、実質的にどこまで使えるのかは微妙だ。
UQによれば従来の制限よりも帯域を広くしているとは言うのだが、逆にSBM並の徹底制限をするとも。

4×4MIMOはアンテナや受信機が4組必要になる。
チャネル推定などの演算量もそれなりに増えてくるが、MIMO演算方式も最適化というか間引きというか手抜き方法が確立してきている。

TDDではSBMが対抗するがバンド幅の関係もあり165Mbpsに留まる。
もちろん4×4MIMOを行えば220Mbpsに並ぶ事が出来るしCAと組み合わせれば330Mbpsが見えてくる。
しかしUQは同条件で440Mbpsが目前となっている事を考えると、少なくてもスペック競争では厳しい事になる。

SBMの165Mbpsエリアはかなり限られている事に加えて対応機種が1つだけというのが寂しい所だ。
UQがエリア拡大を強力に進めているのに対してSBMは展開が遅い。
UQ基地局は秩父から群馬方向に行く山中にもあったりして、こんな所にまでと思ったものだ。
利用周波数の事もあって全国まんべんなくとは行かないのだが、まあ頑張っていると言えるのではないだろうか。