勢力

みまもりや写真立てて水増しした契約者数は、解約によって一気に崩れる。
市場調査では「何が改善されればSBMに踏みとどまったか」などを質問している。

解約理由はエリア問題や通話品質、好きなモデルが選べない(Androidが少ないという意味だろう)などが上位だそうだ。

来月からSBMは機種変更時のiPhone下取りを行う。
下取り価格が安めなのは相場が下がっているのか?2年目を迎えると思われるiPhone5で5,400円〜6,480円である。
下取り額は「予告なく変更する場合がある」そうなので確認を取った方が良い。
なお下取りと別のキャンペーンが併用出来ない場合もあるのでこちらも注意が必要だ。

4月にはYMとSBBとSBテレコムとSBMが合併だそうだ。
これにより維持コストの低減と人員配置の効率化(人員整理とも言う)が可能になる。
YMは加入者減(と収入減)を見えにくく出来るのだが、YM(旧EM)とSBMの二重契約者は場合によっては1人で5回線以上の契約になる。
二重契約によって加入者数を水増し(約800万契約)出来たのは良いが、今となっては解約時にダブルで効いてくるから厳しい。
みまもり、写真立て、タダSIM、EMとの二重契約、1人の解約で5契約の減少だ。
SBMの解約率が高いのは解約者数が多い事もあるが一人あたりの契約数が多い事も多分に影響している。

合併によるネットワーク的メリットはある。
1.7GHz帯を使ったCAが可能になるからなのだが、それには設備の変更も必要だ。
VoLTEと同じく一部の地域からと言ってスタートするかも。

新たな帯域割り当ては総務省方針で、YMとSBMを別会社にしても意味無しとなった。
ソフトバンクの企みに総務省が渇を入れたみたいな方針決定だった。
もっとも加入者増が余り見込めなくなってきている現状に於いて、追加割り当ては当面必要ないだろう。

YMはあっちに行ったりこっちに来たりで気の毒だ。
YMはMVNO事業者とMNO事業者価格の中間くらいにいる。
隙間を埋めると言えばそうだし、中途半端と言えばそうなるがインパクトに乏しい。
せっかく発足したYMも名称しか残らず、やがてはYMの名前も消滅してSBMへの一本化が見える。

2013年には純増数ナンバーワン純増数ナンバーワンと叫んだ。
ところが今年度はナンバーワンではなくなり、純増数は意味がないと言い出した。
今度は合併で総契約者数でauを抜いたとか叫ぶかな？見え透いていてさすがに恥ずかしいかな。
あ、でもあらゆる面でドコモを抜いたとか言っていたような…
SBM発足から9年になるが実質的にドコモを超えらないばかりか、その差はまだまだ大きい。
モバイルは何でこんなに(設備に)金がかかるのかと不機嫌になる孫さんの気持ちも分からないではない。
3Gを整備したらあっという間にLTE時代になり、それも終わらぬうちにLTE-Aになる。
孫さんの予想ではLTEはまだ先で、当面3Gが主流で居続ける筈だったのだ。
だから1.5GHz帯だって3Gで整備したのに、今となっては国内唯一SBMのみが3G専用帯域として荷物を抱える事になってしまった。

それでも今までは勢いがあったのでそれなりに設備投資もしてきたが、さすがに今年度は投資額を減らし来年度は更に減らす。
900MHz帯のLTE整備は進まず、700MHz帯も他事業者の後塵を浴びる事になるかも。
収益率改善目的でインセンティブを減らせば加入者増に勢いが無くなり、事業が面白くなくなる。
さらに追い打ちをかけたのがスプリントの買収、Tモバイルの買収失敗でお荷物が更に増えた。
豪語した1兆円話も下方修正せざるを得なくなってしまったが、瞬間最大値で1兆円を超えたから良いのかな。
資金需要を満たすために劣後債発行…
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-NFL0616JTSEH01.html
借金を返すための借金で、ソフトバンクが吹っ飛ぶと個人資産が1兆円以上消える事になる。