プラチナLTE

プラチナLTEサービスを開始すると言って2年近くになる。
各都道府県でぼちぼちとサービスが開始されている話も聞くが、私は未だその電波を受信した事はない。

なかなか進まないSBMの900MHz帯LTEだが、一方でauの700MHz帯は整備が開始されているようだ。
最近のTVチューナやブースタはフィルタが入っているので大丈夫だとは思うが、旧UHF帯用のブースタなどでは移動体通信用700MHz帯でIMを起こす可能性がある。
特に集合住宅などで設備更新を行わないまま使っている場合で、スカイツリー方向に基地局が存在すると問題になる。
問題が起きれば電波法の性格からして移動体通信事業者がこれを解決する必要が生じる。

LTEシフトが明確なauにあって意外だったのはSHF31がVoLTE非対応だった事だ。
従来サービスとの整合性のためなのかも知れないが、対応の道はなかったのだろうか。

iモード関連でもそうなのだが、好き勝手にオリジナル仕様を盛り込んでいける時代ではなくなった。
3G網の中ではAndroidベースであろうが何だろうが実装自体は不可能ではないが、ドコモもスマートフォンでは独自機能を省いている。
iモード網で大きな利益を上げたドコモにしても、今やお荷物感が強くなった印象だ。

一方で従来型ケータイを求める利用者も一定割合はいる。
多くは通話とメールがメインで安価に使いたいと考える人なのだろうが、それを許さない料金体系もある。
安価に使いたければMVNOにどうぞ、みたいな感じか。
将来的には従来型ケータイユーザもMVNOという事になるのかも。

実際ドコモの純増数はMVNO事業者によって支えられている。
土管屋になりたくないと言いながら、結局は土管屋になっていくドコモ