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ひ孫会社


  • Posted by: F&F
  • 2015年1月27日 11:11

SBMはソフトバンクの曾孫会社である。
ソフトバンクの子会社としてモバイルテックがあり、その子会社にBBモバイルがあり、更にその子会社としてSBMがある。

孫さんがやる事だからソフトバンク本体と離す事に様々なメリットがあるに違いない。
合併によってソフトバンクもSBMの株を直接持つようになったが、その比率は24.18%である。

BBモバイルはソフトバンクの移動体通信事業会社として誕生したようだが、自前での移動体通信事業参入が不可能と見てボーダフォンを買収した。
その結果ボーダフォンがBBモバイルの下にぶら下がる格好になったのだ。

YMの扱いもゴタゴタだった。
孫さんの思いつきに周りが振り回され、加入者が振り回された。
YMのヤフーへの売却はソフトバンクと(持ち株的)距離を離す事で別会社扱いさせようという画策だった。
だがSBM嫌いの総務省の役人が対策を講じてしまったばかりか、異バンドCAも遠退いてしまった。
こうなるとYMを分離しておく意味が無くなるばかりか余計なコストがかかってしまう。
合併はこのコスト節約の意味が大きいのではないだろうか。

ライトユーザがいればいいと加入者を集めたSBMの、そのライトユーザはMVNOに流出している。
確かにライトユーザならMVNOが安い。
ドコモはいったん流出した利用者を引き戻す策も行ってそれなりに効果はあったようなのだが、SBMの場合はいったん離れると戻る率が低い。
それは流出する時点で様々な罠代を取られるためで、二度とSBMとは契約しないと固く誓う人が多いためだ。
私の周りにも何人かSBMから流出した人がいるが異口同音である。

ソフトバンクは劣後債を発行して債権の支払いに充てるという自転車操業だが、SBMは加入者数が自転車操業だ。
先日も書いたように1人が解約すると解約数が3にも5にもなる。
どんどん加入者が集まっている時にはそれで解約者数が埋まったのだが、そうでなくなると厳しい。

合併によるデメリットの一つとして二重契約させにくくなる事がある。
もちろん写真立てやみまもりの押しつけは行うだろうし、機種変更時のタダSIM配りも怠らないだろうが様々な面で厳しくなるのは確かだ。
インチキをやった所で結局はその付けが自分に跳ね返ってくる見本だ。

   

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