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有機EL


  • Posted by: F&F
  • 2015年1月28日 12:13

次世代ディスプレイだ〜 と話題になった有機ELも余り見かけなくなった。
自発光で光コントラストが得られる、バックライトが不要で薄く出来るなどメリットがある。

しかし高解像度品が作りにくい、寿命が短いなどのデメリットも。
現在は一部高精細表示器もあるが多くは低解像度で用の足りる用途に使われている。
自発光で光コントラストは確かに見栄えが良くて、VFDにしても然りである。
特に自動車用など暗い所で見るパネルに有機ELは威力を発揮するのだが、この分野での大型パネルは余り使われていない。
結局はコストなどを考えると液晶になってしまうと言うのが現状である。

液晶も様々な工夫がされてカラーフィルタを多色化するなどの試みもあったがメジャーになっていない。
世の中の人々が液晶表示器に慣れてしまうと、それが普通になってしまうわけだ。
実際テレビ受像器にしてもプラズマから液晶に買い換えた当時は多いに不満だったのだが、慣れてしまえばそんなものかで済んでしまう。

シャープはメカニカルシャッタによるディスプレイを2013年に試作パネルを発表、今年は製品化して市場に出すという。
メカニカルシャッタは圧電デバイスで駆動される微少なもので開口率や駆動電圧など詳細は不明だ。
同様の微小シャッタはインクジェットプリンタのインク制御などへの利用も行われる。

MEMSの光への応用は目新しいものでは無く、光通信用のスイッチなどで使われる。
マイクロシャッタやマイクロミラーによる光経路の切り替えは光論理回路の実装も可能になる。

シャープのMEMS表示器はMEMSシャッタとバックライトの双方を制御する事でカラーフィルタレスとしている。
配線量からするとMEMSシャッタは行か列ごとのダイナミック制御、これに加えてLED(RGB)を逐次点灯させて色を表現する。

   

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