CLSバッテリ(8)

BOSCHのバッテリの内部抵抗も測ってみた。
測定精度不足で9年目を迎えたオリジナルバッテリ同様の0.07mΩとしか計測出来なかった。

BOSCHのバッテリは配達されてきた時点で満充電だった。
補充電後に出荷しているのだろうか。
購入したのはここである。
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販売店によっては補充電料金を取られる所もあるが、この販売店では特に謳われてはいない。
午後に注文したのだが注文日の夕方には出荷され、翌日には配達されてきたのでゆっくり補充電している時間はなさそうだ。
と言う事は在庫期間が短かったので自己放電していなかった、かも。

手元には1.2kWhのバッテリが3個ある。
質量は1個あたり約25kgである。
プリウスのバッテリ容量は約1.3kWhで質量はユニットとして40kg位、αのLi-ion版だと30kg位らしい。
PHVの方は初代が容量5.2kWhで160kg、2代目は4.4kWhに減少して質量は80kgになった。
ハイブリッド車の電池が重いのは大電流放電を可能にするための仕組みや、ユニットとしての構造材が含まれるからだ。
プリウスのモータは60kWだったかな。
電池だけでこのモータをフルパワー駆動する事は出来ないとは思うが、もしそれを行ったとするとバッテリ容量の50倍もの出力を出さなければならない。
定格6.5Ahのバッテリから300Aを絞り出すのだから"短絡"に近い訳で、それに耐える電極容量でなければ爆発する。

ホンダのハイブリッド車が低出力モータで済ませているのに対してトヨタ車が大きなモータを必要とするのは、THSの仕様だ。
THSではエンジン出力を発電機で吸収して、それをモータで出力しなければならないのでエンジン出力に応じた大きさのモータと発電機が必要になる。
エネルギ伝達経路としてはロスの多い方式を使いながらも長く燃費トップの座にいたのはたいしたものである。