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故障(1)


  • Posted by: F&F
  • 2015年2月21日 13:08

ある測定器が不調になった。
Agilent製のもので電源スイッチは消しゴムスイッチになっている。

このタイプはスタンバイ電源が動いていて、電源スイッチを押すとスタンバイが解除されてメイン電源を入れるみたいな方式だ。
SGなどではスタンバイ用に電源があり、小型機器は電源は常に動作していて±12VをFETでスイッチするとかそんな風である。

その測定器の電源スイッチが効かなくなった。
電源スイッチを押しても電源は入らず、電源が入っている時にスイッチを押せば電源は消える。
電源が切れるのだからスイッチ自体は活きている。
では何故電源が入らないのか。

実際に電源を入れる事が出来なければ電源が切れるかどうかのチェックも出来ない訳だが、電源スイッチを押下しながらメインスイッチを入れると電源が入る。
電源さえ入れば動作は正常だしセルフテストもパスする。

この機器には少々大きめのLiバッテリがバックアップ用として搭載されている。
この電圧を測ってみると2.9Vと少々低めではあるが未だ使える。
基本的に設定はバックアップされたRAMに格納される。
何かおかしな設定になってしまって電源ボタンが効かないとか?

内部を見るとバッテリを切り離すジャンパがある。
これを外せばRAMは全てを忘れてくれるはずだ。
コイツを外してしばらく放置してみよう。

   

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