三脚(4)

最初に届いたのはSLIK GOODMAN ACE II、数十円(!)の品である。
今使っているSL-K12よりも一回りコンパクトで雲台も小さい。

しかし金属製雲台の剛性はSL-K12と比較出来るようなものでは無く、一眼レフとレンズの重さを十分に受け止めてくれる。
樹脂製とこんなの違うのか…
これが最初にカメラを付けてファインダを覗いた時の印象だ。
樹脂製雲台は補強リブなども入って見た目は強そうなのだが見た目だけだ。
いやSL-K12に重いカメラを乗せる事がそもそも間違っているのかも。

GOODMAN ACE IIに特段不具合はないが、雲台の動きが余りスムーズではない。
引っかかると言う程の抵抗はないがぬるっと動くほどスムーズでもない。
そこで雲台を分解清掃する事にした。

おそらく前使用者が動きを良くしようと軽いオイルを付けたのではないだろうか。
その為油膜が切れて金属接触が起きた。
分解して油分を洗い、極細目のサンドペーパで磨く。
余り磨きすぎるとガタが出るので、表面の荒れた所を軽くさらう程度だ。

その後固めのグリスを塗って組み付け、メンテ完了となった。

コンパクトさは室内で使うにも有り難い。
コンパクト故に脚部分の剛性が不足するかなと思ったが、こちらはSL-K12と遜色ない。
SL-K12で2段脚を伸ばす所をGOODMAN ACE IIでは3段伸ばさなければならないが、それでも剛性感に差がない。
ただSL-K12でもGOODMAN ACE IIでもフルに脚を伸ばして一眼レフを乗せるには剛性不足である。
レリーズ使用が前提なら良いが、そうでないと望遠レンズは厳しい。