デザイン

持っている本人は違いが分かる、しかし遠目に見ると一緒に見える。
デザインの似通った製品はモデルチェンジが分かりにくい。

そのデザインがその製品を表す的な所もあるが、iPhoneは誰が見てもiPhoneである。
iPhone6は多少デザインが変わったが、それ以前は(アスペクトレシオの変更こそあれ)ほぼ同じだった。

Xperiaにしても同様で、こちらはiPhoneより更に変化の少ないスタイルだ。
売れているデザインは変えにくい。
新たなデザインを生み出して売れてくれればいいが、下手をすると売れなくなってしまう。
しかしスタイルが変わらないと目新しさがない。

プリウスも同様にモデルチェンジしてもデザインはほぼ変わらない。
所有者はどこが変わったかを理解しているだろうが、そうでないと(言われなければ)分からないかも知れない。
一般乗用車はデザインの幅が広いがワンボックスやスマートフォンは決まった形の中にものを詰め込む的になってしまうので難しい。
ワンボックスカーだってエンブレムを外して並べたら、メーカさえもよく分からないとなりそうだ。

ノートPCにしてもデジカメにしても、スイッチの操作感や細かなディメンションこそ異なるが形は決まっている。
製品の機能が安定してくれば魅力をアピールしやすいのは形や色である。
工業デザイナーは苦労している事だろう。