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Snapdragon810(1)


  • Posted by: F&F
  • 2015年5月29日 12:05

Snapdragon810問題というか、クアルコムの省電力技術が十分生かされないコアのCPU搭載チップの発熱その他の問題は以前にも書いた。
ベンチマーク値からしてCPUをフルパワーでは動かしていないのではないかと思う。

Xperia Z4はZ3よりバッテリ容量が減少(約5%)したが、それ以上に連続待ち受け時間が短くなっている。
減少度はGSMで約30%、3Gで約36%、LTEで約16%だ。
連続通話時間は3Gで同等、LTEではZ4の方が長い。(GSMは短い)

待ち受け時間に比較して連続通話時間で差が少ないのはベースとなる消費電流が多いので少々の差が現れにくいからである。
間欠受信のアイドル時に無線部などへの電源をカットするのだが、そのスイッチのリーク電流ですら気にするほどなのだ。

3Ahの電池で600時間の待ち受けを可能にする為には5mAhに消費電流を押さえる必要がある。
不在着信LEDを光らせるだけで連続待ち受け時間がかなり短くなってしまうのがお分かりいただけるだろう。
スタンバイ時でもCPUは動作している必要があるが、クロック周波数を下げて低消費電力化を図る。
しかし微細配線でリーク電流が増えてくるとクロック周波数と消費電流が比例しない領域が増える。
このあたりはCPUの作り方というかプロセスにもよるのだが、デバイス屋さんが苦労する部分でもあるのだ。

Snapdragon810はトランジスタ数も配線数も64bit化によって相当増えていると思われ、スタンバイ電流が大きいのだろう。
次世代の64bitコアではクロック制御や電源制御がより細分化されて32bitコアと同程度に出来る可能性はある。
連続待ち受け時間とは、各デバイスやその制御がどのくらい的確に出来ているかの目安ではあるが実使用上気になる数字ではない。

   

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