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方針は変わるのか


  • Posted by: F&F
  • 2015年7月 6日 13:05

経営体制変更でソフトバンクは変わるのだろうか。
移動体通信各社の料金はほぼ横並びである。

細部は多少異なるので使い方や使う人(家族)によって多少は差がある。
料金などがほぼ同じだとすると、その事業者を選ぶか否かは端末代などのイニシャルコスト部分とネットワークになる。
このイニシャルコストという点でソフトバンクは巨額キャッシュバックを武器に躍進を続けていた。
新規加入者をカネで買っていたわけだが、これではいくらカネがあっても足りない。
ソフトバンクはこのキャッシュバック戦争からいち早く脱出を決め、それは新規加入者の激減となった。

ネットワーク部分は、ソフトバンクは自称「接続率ナンバーワン」「接続速度ナンバーワン」を誇る。
少々古いものだが、このエリアマップで孫さんはナンバーワンと叫んだ。
しかし九州、四国、中国地方など明らかにドコモの方がエリアが広い。
ナンバーワンを叫んだのではなく、ここまで追いつきましたよと言ったんだったっけ。

今年になってからの調査だと箱根駅伝ルートでのLTE接続率がソフトバンクは最低だったり、北陸新幹線での調査でも他社に負けていたりする。
通信速度のデータはソフトバンクが勝っている調査が多い。
少し前に書いた画像の強制圧縮や動画のスロットリングなどで帯域を確保している事や、ARPU低下から見るに高ARPU利用者が逃げ出している事もトラフィックを下げる要因になっている。
昨年は速度調査データが多く公開されていたのだが、今年はそれが少ない。
ICT総研のレポートではauがトップになっている。

調査会社だってタダで調査をするわけではないので発注主が必要だ。
発注主は場所や時間帯などを指定して発注主有利なデータを望む。
なので調査レポートによってトップに君臨出来る事業者が異なるわけだ。

ソフトバンクは決算演説会でナンバーワンを誇る必要があった。
しかし最近はモバイル事業に熱心な様子が見られない。
そして速度調査レポートが減った。

   

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