買い換え

携帯電話やスマートフォンの代替サイクルは伸びている。
Androidも安定動作するモデルが増えた事により、急いで買い換える必要性が減少した。

iPhoneも同様で機能・性能的目新しさが少なくなった事で古いモデルをそのまま使っている人も多い。
特にiPhoneの場合は機能や性能に拘らない利用者が多い事も手伝って、未だに電車の中などではiPhone4/4sサイズのモデルを使っている人も見かける。

代替サイクルを長くしたのはソフトバンクが割賦販売縛りを行ったからだ。
その後各社も追従する事になり、携帯電話やスマートフォンには二重・三重の価格が付けられるようになった。
それでも昨年くらいまでは高額キャッシュバック競争もあり、MNPで事業者を移動すればお得に新機種を手に入れる事が出来た。
しかしこうしたキャッシュバック戦争からソフトバンクが脱落する事になる。
さらにソフトバンクは短期解約での違約金を数万円まで引き上げて解約阻止を図るなど、MNP乞食と呼ばれる人々の排除を行っている。

長く使うのが良いのかどうか、少なくとも経済面で見ればどんどん使い捨てていくのがベストになる。
リサイクルなどとんでもない事で、大量消費、大量廃棄が製品の売れ行きを支える。
まあ今の時代消費とばかりも言っていられないのは事実なのだが、iモード全盛時代にドコモが伸びたのは半年ごとに新機能と新サービスをセットにした新機種を発売し続けたからである。

白物家電の買い換えサイクルが伸び、自動車の買い換えサイクルが伸び、PCも長く使うようになり、そしてスマートフォンも。
ものが売れない時代にメーカが向くのは中国やインドなのだが、価格競争に日本メーカは勝つ事が出来ない。