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CA事情


  • Posted by: F&F
  • 2015年9月23日 12:09

iPhon6s発売を前にして各社ネットワークをアピールする。
ドコモはBAND1とBAND3のCAで262.5Mbps、屋内など限られたエリアでは300Mbpsになる。

BAND1とBAND3の上りの干渉に関しては以前に書いた通りだが、これが解決できた事で最大40MHz幅が使える。
ただしBAND1(2GHz)はW-CDMAで使わざるを得ないのが現状だ。
800MHz対応機であれば800MHz帯のW-CDMAでコネクトするが、それ以前の機種だと圏外になってしまう。
これがどの程度残っているかだが、従来型ケータイよりもモジュール系の方が残稼働が多いかも知れない。

auはLTEシフトを進めている関係もあるので2GHz帯はフルにLTEで使えるが、そもそも使えるバンドが少ない。
BAND1とBAND18で225Mbpsを謳う。
BAND1は20MHz幅で使えるがBAND18が10MHz幅しかない。
BAND41は40MHz幅を使えるがTDDなので220Mbpsに留まる。
BAND1とBAND41のCAが出来たとしても260Mbpsなのだが、TDDタイミングを変更するともう少し伸ばせる。
数字の上でと言う事ならばFDD CAの262.5Mbpsを少し超えるくらいが美味しいのかも。

ソフトバンクはBAND1とBAND3で187.5Mbpsに留まる。
BAND1は最大で15MHz幅、BAND3は10MHz幅しか使えない。
旧EMの1.7GHz帯機を巻き取れれば15MHz幅となるのだが、エリアを1.7GHz帯に頼っている関係もあって難しい。
900MHz帯も最大で10MHz幅しか使えない。
いずれも最大でありW-CDMAのトラフィックによっては2GHz帯のLTEバンド幅は10MHzになってしまう。
3波が出来れば262.5Mbpsで他社に並べるが、そもそも3波CAが可能だと他社はそれ以上になる。
3波CAに関しては以前に書いた通りだ。

理論速度と実際の通信速度には大きな乖離はあるものの、各社横並びの料金体系やiPhoneという事を考えれば大きな数字をアピールしたいのは山々だろう。
http://thepage.jp/detail/20150918-00000005-wordleaf?page=1

   

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