田舎暮らし屋(2)

イベントにしても何にしても、自分が興味があれば参加する。
いや、参加させて頂く。

大手企業などでも選挙になると○○さんを応援してくださいと、組合から言われたりする。
これも同じだ。
好きでもない候補者を何故応援するのか。
○○組合は全員で○○候補を応援しますからと言われたって、好きにやってくれとしか言いようが無い。
嫌いな食べ物を口に突っ込まれて美味しいと言えみたいなものだ。

ただ田舎暮らしでは往々にしてそういう事が起きる。
長の言う事は絶対であり従うのが当たり前なのだ。
良い風習もあれば組をかしげたくなるしきたりもあるが、それがその集落の文化なのだ。
それが子供の頃からの体験であれば馴染めるのだろうが、移住していきなりでは面食らう。

田舎暮らし屋は物件斡旋時にそうした地域の風習なども教えてくれるそうだ。
勿論それは無料ではないが、住んでから失敗したと気づくよりも良い。

田舎暮らし成功例では農業をしている人が多い。
居住物件の他に田畑を借りて農作物を育てる。
しかも近代農業的な手法で効率を上げると、その部分で周囲の見る目が変わる。
ようするに先住民よりも優れた部分を見せれば同等に見てくれるわけだ。
それが普通に何も目立たない存在でいれば、単なる侵入者であり先住民より劣った人間であると決めつけられる。