ボッシュのバッテリ(3)

約48時間後、明確に充電電流が減少して約2Aまで下がったので充電を中止した。
そのまま放置して数時間後に開放電圧を測ると、約13Vだった。

これで復活したのだろうか。
この状態で3Aの定電流充電を再び行うも、電圧は殆ど上昇しない。
内部抵抗は十分下がったのかな。

3Aの定電流充電をもう少し続けてみると、やがてCC(定電流)からCV(定電圧)モードに切り替わった。
30分ほどすると充電電流は2Aまで減少した。
100Ahのバッテリに対して2Aの充電電流は十分に小さい。
しかしトリクル充電を考えると1/1000CA程度が良いとされる。
そもそもトリクル充電とは自己放電を補う程度の電流を流しておく的なものだ。

そこで電流を100mAにセットしてしばらく置いてみる事にする。
電流を100mAに下げると電圧は13V付近まで下がってきた。

車やバイクのバッテリは始動時以外は殆ど放電モードにはならない。
エンジンを止めてラジオを聞く場合などは放電するが、バッテリ容量に比較すると小さな電流だ。
ライトを点けっぱなしにするなどすれば放電は進む。

深放電に至らない事が条件なので設定電圧は14V弱だ。
この電圧だとバッテリ温度が低い場合は満充電に出来ない。
ただし普通はそれで大丈夫なのだが、深放電させてしまった今回のようなケースでは別なのだろう。