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セミ


  • Posted by: F&F
  • 2017年8月25日 16:03

東京から横浜に引っ越した時、ミンミンゼミが多いなと感じた。
東京西部ではアブラゼミが主流でミンミンゼミの声を聞く事は希だった。

伊豆に来るとアブラゼミの声もミンミンゼミの声も聞こえない。
朝から晩まで泣き続けているのはツクツクボウシだ。
ツクツクボウシは、オーシ・ツクツク・オーシ・ツクツクと鳴く。
これをオーシ・ツクツクやオーシンツクツクと表現する事もあれば、切る場所を変えてツクツク・オーシと書く事もある。

夕方になるとヒグラシの声が山に響く。
いや夕方ではなく早朝にも鳴く。
ようするに薄暗い所で繁殖しようとする訳だ。

秋が近づくとセミは木々にたまごを産み付ける。
産卵管を枯れ木や木の皮に突き刺してたまごを産み付ける。
そのたまごはやがて(種類によって年内〜翌年の梅雨時)に幼虫となり、木から落ちて土に潜る。
幼虫は木の根などから養分を吸い取りながら脱皮を繰り返し、徐々に大きくなっていく。

成虫は1週間しか生きられないと言われ、8日目のセミという名の映画も出来た。
しかし実際には1ヶ月前後は生きる。
地中生活はツクツクボウシが1〜2年、種類によっては15年以上も地中で暮らすものもいる。

幼虫は木の根から、成虫は幹から樹液を吸って栄養にする。
成虫の口?は1cm近くの長さがあり、それを木の幹に突き刺して樹液を吸うのだとか。

秋に種子を付けるべく夏の終わりに花を咲かせるひまわりも、やかましいほどに鳴き続けるセミも、来たるべき季節の変化を予感させる。

   

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