FRP防水DIY：解体開始(5)

以前にも載せた写真である。
木材のフレームとモルタルの間にケイカル板が挟まっている。

カッターナイフかノミでコンコンやればすぐに割れると思った。
が、コイツが結構丈夫なのだ。
曲げ方向には弱いのだが圧縮方向には強いと見えて、ノミとハンマーでガンガンやっても意外に割れない。

そこで登場したのがトリマだ。
トリマの刃でケイカル板はどんどん削れていく。
ノミとハンマーで10分かかる作業が、ほんの10秒くらいで完了する。
その代わりケイカル板の粉を全身に浴びる事になるけど。

ケイカル板は木ネジでフレームの木枠に止められている。
何故釘ではなく木ネジなのかと言えば、フレームの上方向に対する剛性が低いので釘を打ちにくいためだ。
釘打ち機を使えば入っていくだろうがハンマーで叩いてもフレームが上にしなるだけだ。

木ネジの頭は塗装が乗っていて、つまりどこに木ネジがあるのかは分からなくなっている。
ネジに塗料が入り込んでいるのでドライバーがねじ頭に入っていかない。
それでもガリガリやって抜けるものはドライバーで抜いたが、不可能なものはバール(釘抜き)で引っこ抜いた。
組み立てる時も釘が使えないので木ねじを使わなくては。