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太陽光発電:浄化槽のポンプを動かす


  • Posted by: F&F
  • 2018年3月31日 11:08

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日中の電力が余るので浄化槽のベーン式エアポンプを動作させる。
バッテリが満充電になって余力があればそれを使う。

インバータは矩形波のHGU150を使う。
正弦波インバータから線を引いても良いのだが、正弦波インバータは定格出力が120Wなのと効率が少し低い。
矩形波インバータでインダクションモータを回すと音は出るのだが、何せ100Wも食うモータなので少しでも効率が良い方がありがたい。
このポンプが寿命になったらダイアフラム式かピストン式で電力を食わないもの(30W〜50W)に変える予定だ。
そうすれば24時間太陽光発電電力だけで駆動できる可能性がある。

ポンプの制御には最初に購入したPWM型チャージコントローラの機能を使う。
ところが、チャージコントローラで設定できるON電圧は13.5/13.6/13.7Vだ。
これでは電圧が低いので、改造する事にする。
電圧を引く(引き算する)のではなくバイアスをかけただけなのでリニアリティが悪化する。

電圧  表示
16.0  15.0
15.0  14.0
14.0  13.0
13.0  12.1
12.0  11.2
11.0  10.2

これで負荷のON電圧を14.6V(設定値は13.6V)、OFF電圧を13.0V(設定値は12.0V)にした。
インバータはAC100V用のリレーを動作させ、つまりはインバータに通電されるとリレーが動作してポンプの電源がインバータ側に切り替わる。リレーは12V側で動かしても良いのだが、インバータが故障した場合やモータが上手く起動せずにインバータが停止した場合などに商用電源側でポンプが動作するように、100Vのリレーを使った。

バッテリからの配線長は10m、配線抵抗は往復で約110mΩだ。
100Wのモータを駆動するのに12Vで10A近くの電流が流れ、電圧降下は約1.1Vとなり無視できない。
OFF電圧を低く設定しているのは、インバータがONになると電圧降下で端子電圧自体が下がる為だ。

   

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