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太陽光発電:SODIAL(R)オートメーション(2)


  • Posted by: F&F
  • 2018年5月29日 13:09

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制御の解説その2である。
BATTERYはバッテリ電圧が14.6Vを超えるとH(1)になる。

従来の制御はバッテリ電圧だけを見ていた。
しかしバッテリ電圧が上がったからと言って充電が完了したわけでは無い。
その時点では未だ充電電流が減少していない。
そこでSOLAR(ソーラーパネル電圧)を監視する。
バッテリが満充電に近づいて充電電流が絞られるとソーラパネルの電圧は上昇する。
ここではソーラーパネルの電圧が20Vを超えるとH(2)になるように設定した。

バッテリへの充電電流を見ても良いのだが、この場合は発電量が少ないために充電電流が増えないのか、それとも満充電が近いから充電電流が増えないのかを判断しなければならない。

バッテリ電圧とソーラーパネル電圧の論理積を取ったのがSOLAR and BATTERYだ。
SOLAR and BATTERY信号がH(3)になるとワンショットマルチバイブレータをスタートさせるので、その出力であるTIMER信号がH(4)になる。
RLYは浄化槽用エアポンプ制御リレー信号だ。
RLYはSOLAR and BATTERYとTIMERの負論理の論理積なので、トリガがかかる時点でのTIMER信号がLなので一瞬H(5)になる。
非同期ロジックなので致し方ない。
実際にはパワーリレーが動作するより早くTIMER信号がHに上がるので、リレーは動作しない。

トリガされると一定時間後にTIMER信号がL(6)になる。
これでSOLAR and BATTERYとTIMERの負論理の論理積が1(7)になり、RLY信号でパワーリレーが動作する。

ソーラーパネルの発電量が不足するなどでバッテリ電圧が下がるとBATTERYがL(8)になる。
その結果SOLAR and BATTERYもL(9)になり、SOLAR and BATTERYとTIMERの負論理の論理積がL(10)になるのでパワーリレーはOFFになる。

TIMERは必須では無いが、曇りの日や夕方などは発電量がギリギリでRLYがバタつくので入れた。

   

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