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浴室リフォーム:在来工法は高い


  • Posted by: F&F
  • 2018年6月18日 13:09

業者が下見に来た。
一通り見たり寸法を測る。

タイルのヒビに関しては、全く問題がないとは言えないが放っておいても大丈夫だとのこと。
タイルの下には防水層が形成されているので、それによって下が腐ると言うことはないという。
では何故タイルが割れやすいかと言えば、防水は完全でも合板などは結露などによって徐々に傷む。
在来工法での保温性には限界があり、どうしても結露が起きる。

モルタルとコンクリートやコンクリートブロックで作られた浴室は20年〜30年は大丈夫で、ここも床やバスタブ部分の下はコンクリートになっている(基礎下から見ると全面コンクリート)が、木材や合板が使われている部分の水平部などは10年〜20年でぼそぼそになってくる。
おそらく出窓の部分がこれで、合板の強度が下がればそこがたわみタイルが割れやすくなる。

在来工法の風呂、タイル張りでも石張りでも工事は出来るがコストが上がる。
タイルの上からタイルを貼る方法では(下が弱っている可能性があるので)お勧めできない。
何年か後に結局やり直しという話になればお互いに嫌な思いをする。
完全な仕事をするのならば下地まで剥がしてやり直す以外になく、工数もコストもかかる。
タイルを剥がしてやり直す工程になると職人のコストがかかり、風呂の使えない時間が増えて不便であり、時間的にも金銭的にも高いものになってしまうと言うわけだ。
ユニットバスはそこに既製品を置くだけで完成する。
在来浴室がユニットバスより大きい場合は壊す箇所も最小で済む。
在来工法だといったん全てを壊した上で防水層や断熱層を作り、タイルなりパネルなどを張って形成していく。
木工屋、防水屋、断熱屋、左官工などが入るので人件費が高く工期が長くなってしまう。

ユニットバスの場合は解体〜設置まで2〜3日くらいだという。
下地などを全くいじらないタイル張りならば2〜3日で出来るそうだが、これは既存の浴室を(管理契約上)壊すことの出来ないマンションなどで行われるものが多く、築年数を経た戸建てではリスクが多い。
タイルの上からタイルを貼る、或いは防水パネルを貼る工事は1〜2日で完成するが、これもマンションなど特殊な場合を除いてはデメリットの方が多い。
マンションの場合は漏水問題から浴室のリフォームが制限されていたり、防水層をいじることに規定があったりする。
なので既存のタイルを剥がさず防水層もいじらずに上からパネルを貼る以外の事が出来ないケースがある。

ユニットバスの入れられないような浴室寸法であったり傾斜天井であったりすると在来工法でのリフォームになる。
しかし最近の建築物であれば浴室はほぼ規格に沿っている訳で、リフォームの場合だと防水などの信頼性と保温性が確保できてしかも安価なユニットが殆どだそうだ。

昔は一人の職人が大工工事から左官までみたいな事もあったそうだが、今は分業化というか専門家が進んでいるのだとか。

   

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