海水水槽：魚水槽と珊瑚水槽の違い

海水魚飼育も無脊椎飼育も同じようなものではあるが設備は少し異なる。
珊瑚は綺麗な水でないと飼育が出来ないのでプロテインスキマーは必須だ。

ミドリイシなどは海水中のカルシウムなどを消費するのでカルシウムリアクタなどを設置しないといけない。
海水交換や薬品添加でも補えないことはないが相当大変だと思う。
プロテインスキマーは微量元素も濾し取ってしまうので、この補充も必要になる。

海水魚の場合はそこまで海水品質にうるさくはない。
プロテインスキマーも必須ではないが、魚の排泄物などで水が汚れるのであった方が良い。
白点病などが起きやすいので殺菌灯やオゾナイザを装備する人も多い。
プロテインスキマーを設置しているならば、その空気吸入口にオゾン発生器を置いておけば殺菌も一緒に出来る。
ただし残留オゾン濃度には注意する必要があり、スキマーの出口に活性炭フィルタを置くなどした方が安全だ。

UV殺菌灯はサンプの中に入れておくだけなので簡単だ。
国内メーカの販売品だと数万円もするが、中華UV灯ならば2千円で買える。
魚水槽の場合はプロテインスキマーを設置せずにUV殺菌灯だけという人もいる。

プロテインスキマーを設置しない場合はエアレーションを別に考える必要がある。
水槽内でエアレーションすると気泡で海水が飛び散るので水槽に蓋が必要になる。
蓋は魚の飛び跳ねで水槽外に出てしまう事故も防止できる。