ガソリンの寿命：長期保存は出来るのか？

ガソリンは一体どのくらいの期間保存が出来るのだろうか。
昨日の発電機の話とも関係するが、非常用の発電機があっても燃料がなければ駄目だ。

保存可能期間は3ヶ月とか6ヶ月？
CLSに余り乗らなかった頃、2年以上給油しなかったことがある。
これはさすがにヤバいかなと、無駄にアイドリングで燃料を減らして減った分だけ給油した。
それから又殆ど乗らない日々が続いたがエンジンの始動性に問題は無かった。
この例から行けば密閉容器(ガソリンタンク)内にあるガソリンは2年程度では変質しない事になる。

では一体どの程度の期間放置すると変質するのか。
粘度が替わるとか色が変わるなんて話もあるが本当だろうか。
と言うことで保存実験を密かに行っている。
保存を開始したのは今から2年ほど前だ。
保存容器はペットボトルである。
ペットボトルは密閉性が良くないので分子レベルの通気がある。
ペットボトルで大丈夫なら金属容器では絶対大丈夫だ。

このペットボトル入りガソリンをどうやって検証するか、それが問題だ。
臭いを比べるとか？

一般財団法人石油エネルギー技術センターの試験によるとジブチルヒドロキシトルエン(酸化防止剤)を添加したガソリンでは、常温換算(試験は加速)6年の保存に於いても劣化が見られなかったという。
一方で酸化防止剤を添加しない場合は3年で劣化が見られたものがある一方で、オレフィン量を増加させるため接触分解ガソリンを混合したものでは6年経過でも劣化が見られないものもあったという。

灯油は酸化防止剤を添加すると6年経過後でも劣化が見られなかった。
軽油も同様だが、酸化防止剤を加えない場合は1.5年経過後に酸化物質が検出されたという。

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