海水水槽：底砂を入れる

底砂は珊瑚砂を使う。
5mmのものと3mmのものを20kgずつ入れた。

90cm×50cm水槽で平均5cm位の厚さになる。
最近の水槽では底砂を厚く敷かないのが流行だ。
硫酸還元などを起こしにくくする目的らしい。
見栄えなどを良くするには白いパウダー状の底砂が好まれるのだが、これを厚く敷いてしまうと通水性が悪化する。
パウダーでは6cm〜7cmの厚さでも還元濾過とリン酸減少が期待できる。

今回は5mmの中目と3mmの細目を使った。
平均で5cm位の厚さになるが、還元濾過は期待できないかも知れない。
還元濾過は硝酸を窒素として分解放出するので換水頻度が低下する。

ZEOvitで底砂を敷かないか或いは薄く敷くのは、リン酸除去のために炭素源を添加するので底砂が厚いと硫酸還元が起きるのではないかと思う。

細目の珊瑚砂は洗っても濁りは取れない。
珊瑚砂が削れて粉が舞うからだ。
なので適当な所で切り上げる。

還元濾過は水槽底部にパイプを通して残存酸素量をコントロールするようにでもしないと難しいのは確かだ。
以前の水槽では穴あきパイプを通して底砂中のORPをチェックしたりしたが、硫酸還元は起きなかった。

砂は平坦にせずに、厚い所は10cm位で薄い所は3cm位にした。
最初はこうなっていてもやがては平均化されるんだけど。