水草水槽をはじめた方

今年の春頃から水草水槽にこり出したという方からMailを頂いた。
90cmの超透明ガラス水槽で底面に穴を開けて貰い、フィルタ配管をそこに接続しているという。

パイプが全く見えないので水槽内外はスッキリ、フィルタはEHEIMの2080という大型のものだ。
EHEIM2080は90cm水槽以上用という位置づけで濾材容量12リットル以上を誇る。
この方は水景を作ることが楽しいと言い、魚は一匹も入れていないそうだ。
ご本人曰く水中に盆栽や箱庭を作るようなものだとか。

生体を入れていないのでバクテリアの餌としてアンモニアを添加するそうだ。
水景を作り眺め、水草が育ってくると次の作品を作り始めるという。
だいたい1ヶ月ごと位に配置を変え、3ヶ月位で大幅に変更し楽しんでいらっしゃる。
水流を作りメタハラなどの点光源で水面の揺らめきの影を映す"動"ではなく、一枚の写真のような"静"がテーマだそうだ。

試行錯誤を繰り返すのは水の透明度を上げることだという。
濾材や吸着剤、バクテリアの添加などで水の存在感がなくなる位の透明度を目指しているそうだ。
最初は物理濾過の強化で透明度を上げる努力をされたそうだが、バクテリアを増やす事は物理濾過以上の効果がある事が分かってきたとも書かれていた。

今も売られているかどうかは分からないが、私が水草をやっていた頃は水の透明度を上げるための凝固剤的なものがあった。
物理フィルタで取り切れない細かな物質を固めて大きくし、物理フィルタに引っかけようというもの。
効果が無いではないがバクテリアバランスを整えた方が水の透明度は増した覚えがある。

5リットルのガラス瓶を水槽代わりにしているという方もいる。
最初は瓶に底砂と水草とビーシュリンプ(小さな小さなエビ)を入れていたそうだが、水替えが大変なので濾過器を付けたという。
ガラス瓶に穴を開けて。