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海水水槽:プロテインスキマー初期の泡上がり


  • Posted by: F&F
  • 2018年12月 9日 11:07

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Bubble-Magus Curve A5はセッティングしてから初期の泡上がりと安定までが1日位だ。
乾いた濃い泡にはなりにくくオーバースキミング気味な感じでコーヒー色の液体が溜まる。

ポンプからの気泡はそこそこ細かいがカップに到達する頃には大きな泡になる。
ネック部分が絞られたスタイルが一種の流行だが、ここを絞ることによって初期の泡上がりが早くなる。
オーバースキミング気味になると汚れと共に微量元素なども濾し取られてしまう。
水位バルブはクリチカルなので1目盛り変えて様子を見る位が必要だ。
MIN側に回して泡が上がり始めると、MAXにしても泡が上がり続けてカップから海水が溢れるなんて事もある。
MIN〜MAXの範囲でスキマーの水没水位4cm分位の可変範囲だ。
MINすなわちバルブを全閉にしても水位は一定までしか上がらない。
いったん設定が決まればあとは放っておくだけなのはどのスキマーでも同じで、Curve A5も安定に動作する。
DCモーターで低消費電力&静かだ。

H&SのHS850は音対策のためにサンプ槽に手を突っ込んだりを繰り返し、泡上がりが遅くなった。
設置して放っておくと1日位で泡が安定してくる。
この世代のもの、ETSSだとかバレットも同様に時間をかけて泡が上がってくる。
ETSSやバレットは大容量ポンプで大量の泡を送り込む方式なので泡の絶対量はH&Sなどとは違う。

HS850の泡はCurve A5に比較すると軽く乾いていて、手ですくっても形が崩れない感じだ。
(写真)
水位調整バルブ(斜めに切った塩ビ管)での可変範囲は大きい。
水量をゼロまで絞ることが出来るので、ゼロにすると当然カップから溢れて排水されることになる。
メーカでは水位10cm以上を推奨していて、私は約20cmの水位で使っている。
排水バルブには全開から全閉まで1〜6の目盛りを付け(外周約1cmごとに印を付けると6目盛り出来る)、4位でちょうど良い。
排水バルブはリニア(VRで言う所のBカーブ)なので、絞っていくにしたがって水位変化が急になる。

エア量が多すぎると泡が大きくなる。
全開から徐々にエアを絞り、細かな泡が上がって来た位がちょうど良い。
エアを絞るとポンプの揚水能力が上がるので水位も上がる。
なので水位は最初は低めにしてエアを調整し、エア量が決まったら規定の高さに水位を設定するのが良いだろう。

初期の泡上がりまで何故時間がかかるのか?カミハタではモーターなどに付着した油脂分が原因だとしている。
他にスキマー本体の帯電論(海水なのに?)などもある。
個人的にはスキマーのネック部分のミクロな汚れではないかと思っている。
汚れが付着することで、今度はその汚れが泡を汚して粘性を出す。
粘性の出た泡は又再びネック部を汚す。
スキマーを掃除して暫くは泡が上がらないのは、ミクロな汚れも掃除で落とされてしまうからではないだろうか。

正常稼働しているスキマーをそっと掃除してみる(水槽水などには手を触れないように)と泡は上がらなくなる
ネックを絞ったスキマーの場合は、そこの面積が少ないので汚れが溜まりやすく泡上がりが早いとも考えられる。

   

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