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海水水槽:バイオペレットが廃れたわけ


  • Posted by: F&F
  • 2019年1月17日 11:07

硝酸塩とリン酸塩低減に期待を込めてバイオペレットを使い始めた人たちがいた。
今から10年近く前のことである。

ZEOvitシステムに移行するのではなく、良い所だけを取るみたいな感じでベルリンシステムにバイオペレットを使ったわけだ。
しかし、そもそもバイオペレットに関する情報が少なかった。
これはZEOvitにも言えることで、宣伝は熱心だが情報が出てこない。
炭素源なのか、バクテリアの素なのか、どのくらいの量が適切なのか?何も情報がない。
そんな中で利用者達は試行錯誤を繰り返すのだが、流動リアクタを稼働させてから結果が出るまでに時間がかかる。
流水量がいけないのか、バイオペレットの量の問題なのか、結果を見ぬまま流動リアクタを外した人も居た。

バイオペレットよりも液体の炭素源の方が有効なのではないか。
バイオペレットよりもリン酸固定剤の方が即効性がある。
つまりバイオペレットよりもメリットが多いと思われる添加剤の出現もあり、バイオペレットと悪戦苦闘を繰り返す理由がなくなったのだ。
バイオペレットを使う人が減れば当然情報も少なくなる。
情報が少なければ有効性も分からず、結果として廃れたわけだ。

では何故そのバイオペレットに手を出すのか。
答えは単純、私は未だバイオペレットを使ったことがなかったからである。
同様の理由でNO3:PO4-xも試したしリキッドフォスフェイトリムーバーも試した。
NO3:PO4-xでは硝酸塩レベルが低いからなのかリン酸値は下がらなかった。
リキッドフォスフェイトリムーバーはかなりの効果を実感できた。
現時点では活性アルミナ系のリン酸吸着剤に頼っているが、中々リン酸値が下がらない。
鉄系の吸着剤は流動リアクタで使うようにとなっているので、これも試したい。

更にはZEOvitのバクテリア系添加剤も試してみたいと思っている。
こう言っては失礼なのだがZEOvitシステムは廃れていくと思う。
ベルリンシステムに対してモナコシステムが提唱されたことがあったが今は余り見かけない。
これと同じような道を辿るのではないだろうか。
ただしその一部、有用な添加剤だとかバクテリアの素は売れ続けるだろう。

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