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海水水槽:ZEOvitの添加剤を試す


  • Posted by: F&F
  • 2019年1月26日 11:10

ZeoVitシステムに関しては過去に少し書いている。
天然海水に近づけるのがベルリンシステムだとすると、珊瑚の発色を良くする成分の海水を作り出すのがZEOvitだ。

この珊瑚に対する添加物は、珊瑚の褐虫藻を減少させて色を変えていく。
褐虫藻が少なくなると珊瑚は生命を維持できなくなるので、褐虫藻の代わりに栄養物を添加する。

これ以外に水質そのものを改善するにも添加剤を使う。
ZEObakはバクテリアで硝酸塩とリン酸塩を減少させる、あるいは減少しやすくする。
ZEOstart3は硝化バクテリアなどが主になっているが、いわゆるバクテリア系の添加物のような感じだ。
BIOMateはデトリタスなどの分解を促進するもので、これもバクテリア系なのではないかと思う。

ベルリンシステムで有効だと思われるのはこの辺りだ。
他にも貝類などの栄養分だとかデトリタス除去剤なども、必要な場面では使うことが出来る。

バイオペレットは炭素源とバクテリアのセットみたいなものだ。
まあネギを背負った鴨みたいな感じか。
だが効果の出るのが遅いと言われる。
そこでZEOvit系の添加剤を使って立ち上げ時間の短縮が図れないかと思った。

NO3:PO4-xにしてもリキッドフォスフェイトリムーバにしても、臨床試験と言うよりも生体実験に近いものを感じている。
水槽はそれぞれ違うもの、10人のアクアリストが居れば10以上の水槽があり10以上の違った環境がある。
その全てで効果を出せるのが良い添加剤やバクテリアであり、そうでなければ民間療法と変わらない。

NO3:PO4-x:100ml/1,200円
リキッドフォスフェイトリムーバー:60ml/3,564円
Zeobak:10ml/2,730円
Zeostart3:10ml/2,110円
BIOMate:10ml/3,780円

このように、この手の商品の価格は高い。
活性アルミナ系吸着剤でPO4は0.1ppm前後になっているので、それで放っておくのが一番手がかからない。
しかしこれも実験の一つとして出費を惜しまない… いや、惜しむよなぁ、高いから。

NO3:PO4-xは比較的安価だがそれなりの添加量を必要とする。
ちなみにNO3がほぼゼロのウチの水槽ではPO4は下がらなかったし、マユハキモが溶け、シライトイソギンチャクとキャメルシュリンプが死んだ。
勿論NO3:PO4-xが原因であるとは決めつけられないが、これを添加した2日後に起きたことだ。
リキッドフォスフェイトリムーバーは絶大な効果がある。
ただイソギンチャクの調子が少し崩れるので添加量は少なめにした方が良い。

各添加剤とリン酸値に関しては現在データを継続取得中なので、後日まとめて公表したい。

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