モバイル事業の赤字は"独りよがり"

SONYのモバイル・コミュニケーション事業は相変わらず調子が悪い。
"俺たちの作ったものを使わせてやってるんだぞ、コノヤロウ"的な社風がマイナスに働いている。

もちろんその"俺たちの作ったもの"が素晴らしければそれでいい。
以前のSONYはそうだった。
しかしグローバルな中で謙虚さのないSONYは嫌われる。

スマートフォンにしても、大きくて重くてメーカアプリを突っ込んだものをSONYは良いものだと考える。
販売台数が半減したことに対しても「俺たちの作ったものの良さが分からないヤツには売ってやらない」位に思っているのだろう。
確かにポリシーだとかプライドだとかは必要なのだが、その方向がとんでもない方向を向けば結果は明らかなのだ。
あのドコモですら多少は利用者の声を聞くようになったのに。

金融部門ではソニー生命が減収だ。
これも当たり前の話で、見かけ上の商品は良いのだが実は割高なのだ。
とにかく評判が悪いのはソニー損保同様である。
悪い商品でも力ずくで売れば儲かる的な商売が世間に知れてしまった。
一度こうしたことになると、例えよい商品を出したとしても「ソニー生命だからね」と見向きもされなくなる。