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春の別荘地


  • Posted by: F&F
  • 2019年4月 2日 12:07

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別荘地内のいくつかの区画で工事が行われている。
既に使われなくなった建物の解体工事や、リフォームとまでは行かないリフレッシュ的なものなど。

人が住む或いは定期的に使っている建物はさほど傷まない。
屋根にかかった木の枝を切るとか、排水口や樋が枯れ葉で詰まっていれば掃除をする。
しかし放置状態になるとそれらが行われないので、どうしても建物は傷んでしまう。
何年も使わないと草などが生えまくり、場所によってはつる性の植物に覆われてしまう。

ウチの近くの建物もそうなのだが、屋根が一部でも壊れると一気に破壊が進む。
水が吹き込み、風が屋根を壊していく。
小動物が入り込んで木をかじる。
こうなると建て替え以外に修復の道はなく、解体となるわけだ。
斜面に建てられた家の独立基礎を大型クレーンで引き抜いていたが、2m角くらいの巨大なコンクリートの塊だった。

使わない別荘を売却する人もいる。
別荘内の調度品など、ある程度の価値のもの以外を処分する。
ハウスクリーニング業者が入り、室内の臭いや汚れを取り去る。
建物外観は高圧洗浄機でクリーニングされ、鉄部の酷い錆などは補修される。
木部なども塗装のハゲはタッチアップされるが、全体の塗装までは行われていない。
庭の草も刈られて綺麗になる。
これらの作業は建物の規模にもよるが1週間前後続けられる。
一般的に個人間売買であればここまでは行われないので、不動産屋がいったん買い取った物件なのかも知れない。

何故かこの春はこうした工事が何カ所かで行われている。
足場を組んで外観塗装している家、重機を入れて庭を整備している家、斜面を石垣にしている家などなど。
去年の春はさほど工事は行われていなかったのだが、管理会社の行う貸別荘施策に伴うものだろうか。

この別荘地内で売り物件はいくつか出ているが、強気の価格だ。
建坪が65坪近い大きな家ではあるが、築28年で1,880万円は結構高い。

写真の家は150万円で売り出され、すぐに売れてしまったようだ。
ユニークな外観、築46年と古い割に傷みが少ないのは湿気などの影響を受けにくいからなのか。
窓枠も玄関ドアも木製という古風だが味のある家である。
地上から数メートルの高さのコンクリート柱で浮いているような設計だ。
上下水道やガスの配管は別途作られている。


   

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