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ドコモはどうやって端末価格をコントロールするのか


  • Posted by: F&F
  • 2019年4月19日 12:11

分離プランが開始されると、通話・通信料金と絡めての実質値引きが出来なくなる。
スマートフォンを定価で売れば問題は無いが、10万円以上のものがポンポン売れるとは思えない。

割賦にしても、肩代わり金がなくなるので月額4千円の24回払いですねとなる。
それでも通話・通信料金の下げ幅の方が大きければ客は納得するだろうがそうではない。
インセンティブプランの方が安いのだ。

で、ドコモは考えるだろう。
従来と同様の価格に持って行くにはどうすれば良いのかと。
分離プランなのだから定価を下げてしまうと、それを狙ってみんなが買いに来てしまう。
かといって契約と絡めるわけには行かない。

d cardは年間利用金額に応じて最大2万円分の機種変更ポイントを貰う事が出来る。
同じような仕組みをドコモポイントで行うとか、継続利用ポイント的に2年に1回3万円分のポイントを付与するとかは可能だ。
このポイントが機種変更にしか使えないとなると実質値引きだと突っつかれるが、機種変更以外の用途にも使えるのであれば文句は出ない。
ただ機種変更以外だとかなり使い勝手が悪くなる仕組みだけど、現行のd cardポイントは。

もっと泥臭くやるには値引き交渉だろう。
ドコモショップなりと値引き交渉をする。
ショップ側は機種変更履歴やら継続利用年数やらを見て、「お客様、ここだけの話ですけどね(小声で)、特別3万円値引きしますよ、いえ、今日だけですよ、今日決めていただければ」と、特別感を出すのだ。
しかし別に特別でも何でも無く、2年以上の継続利用端末からの買い換えならば一律3万円値引き、みたいな。
従来の継続利用期間に応じた価格設定を隠して、それを値引きという形で再現すれば良い。

ここで困るのが量販店だ。
量販店は加入者情報を見る事が出来ないので値引きが面倒になる。
一々ドコモに問い合わせて、この客にはいくらで売って良いですかとやらなければいけない。

   

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