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国道299号線の思い出(1)


  • Posted by: F&F
  • 2019年4月19日 13:10

秩父から長野方面に抜けるのが国道299号線である。
始点は入間の辺り、終点は小諸の辺りだが十石峠を越える部分の山道の思い出である。

ここは落石や積雪などでの通行止め期間も長く、迂回路を経由させられる事も多い。
最初に299号線を走ったのはシグナスで諏訪湖まで行った帰りだった。
今から8年前、シグナスに乗り始めた頃だ。
当時はまだ従来型携帯電話が主流だった時代である。

最初は奥多摩まで行くつもりだったのだが、その先にも行ってみようかと諏訪湖にまで行ってしまった。
この時点で日は西に傾き、どういうコースで帰ろうかなと考えた。
同じ道を帰るのは面白くないので、茅野から少し北上して秩父を目指す事にした。
その道に馴染みがあった訳ではない、何となくである。

夏だったので国道20号など街中の道は暑くてたまらなかった事もある。
山の方なら涼しいかなと思った。
国道299号線に入る頃には陽も落ち、遠くでは雷鳴が轟いていた。
山を登りはじめると気温は急激に下がり、肌寒いを通りこす位の体感温度になる。
念のためにと持っていた薄手のジャンパーを着るがそれでも寒かった。

山を登るにつれて車は少なくなり、街灯は皆無となる。
ヘッドライトの光だけが頼り、時折コーナーの向こうに光るのは動物の2つの目だ。
シグナスはほぼ全開、コーナーでは時にメインスタンドが路面を擦る。
民家や別荘だと思われる建物、商業建築物がなくなる頃にはすっかり山の中だ。

   

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