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海水水槽:天然海水を使ってみる


  • Posted by: F&F
  • 2019年5月 9日 11:08

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天然海水を使ってみたかったのだが価格的に見合うものではなかった。
水族館などでは天然海水を安価(100リットルで数百円)に販売していたりするのだが、この付近にはなさそうだ。

伊豆半島の西側や下田の辺りはかなり綺麗な海なので汲みに行く、と言っても海岸ではダメだろうなぁ。
海岸付近の水だと滅菌処理などをしないと危険かも知れない。
で、探してみると伊豆下田沖で採取した天然海水が売られている。
送料がかかるのが難点なのだが、22リットルで1,200円はまあリーズナブルだろう。
(定期購入だともっと安い)
88リットル分を買って送料込みで6千円だ。
販売会社がウチから車で30分位の所なのだが、現地販売してくれると有り難い。

チャームでは2.4千円、沖縄のものだと約3千円だ。
小笠原のものは1,130円なのだが80リットル分を買うと送料が3,150円なので合計9,800円になってしまう。
海水の綺麗さという点では魅力的ではあるけれど。

海水は10m深度からくみ上げたものと800mの深度からくみ上げた深層水がある。
深層水は富栄養でプランクトンなども多いそうだが、リン酸塩、硝酸塩、ケイ素などが多く含まれている。
(価格はどちらも変わらない)
リン酸や硝酸は処理できるがケイ素は吸着剤に頼るしかないので、10m深度の海水を買ってみる事にした。
バッファを入れてpHなどを調整したものもあるが、フィルタ処理だけの生の?海水を注文した。
基本的には汲み置きではなく都度採取(深層水は常時採取)だそうだ。
保存可能期間は深層水で1週間程度、表層水でも2週間くらいだとの事である。

前回の換水からほぼ1ヶ月が経過している。
バクテリアの素など色々突っ込んでいるのでいったん通常の80リットル換水を行い、翌日に天然海水で換水する。
イオンバランスを大きく崩すような添加剤は入れていないが、成分バランスを戻すという事で。
80リットルの換水と天然海水への換水でアンバランス成分は44%位まで落ちる。

天然海水は買えばいい話だし加温は浴槽にパッケージごと浮かべておけば何と言う事はない。
ただ急激な水質変化は避けたい所なので88リットルの注文にしたというわけだ。
この時期加温は簡単だが冬場は時間がかかる。
夏場も浴槽に水を張って冷やす必要がある。

天然海水は注文翌日に配達されてきた。
pHは8.1だった。
CaやMgを測ってみようかとも思ったのだが、天然海水自体の比較を行うものでもないので意味は余り無い。
比重は約1.025(インスタントオーシャンの比重計、水温24℃)だった。
塩分濃度計では3.1%と表示された。
これまではインスタントオーシャンの比重計で1.022〜1.023辺りに調整していたので、今後もう少し塩を濃くする。

pHが水槽水と同じ位だったので特に心配する事もなく換水を完了した。
比重が違うの光の屈折率が変わっても、ホースから出る水の付近にもやもやが見えた。

リン酸値は以下のようになった。
計算値とはリン酸ゼロの海水で換水を行った時の予想値だ。
換水前:0.126ppm
80リットル換水後:0.0858ppm(計算値=0.084ppm)
天然海水換水後:0.0735ppm(計算値=0.0572なので天然海水のリン酸値はおおよそ0.02ppm程度と予想できる)

   

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