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景気悪化の始まりなのか


  • Posted by: F&F
  • 2019年5月22日 12:07

景気は穏やかに回復している、これほど長期にわたる景気回復は過去に無いと言っていた政府。
そんなに長期に明確な景気回復が起きていれば、今頃はスーパーインフレではないのか。

孫さんが、エリア改善が出来た出来た出来たと毎年叫んでいたのと同じだ。
だが景気回復の合い言葉も使えなくなる日がやってきた。
今年の元旦の記事で「消費税アップの再延期みたいな話もあるがどうなのだろう。」と書いている。
1月には「今年は消費税を上げられなくなる」みたいに書くメディアも多かった。
その頃には中国と米国が関税戦争をやり始めるとは誰も思わなかった。
原油問題にしても然りだ。
にもかかわらず、消費税アップは非現実的だとする記事が並んだ。

少なくとも1月の時点で、日本経済は明確な減速とは言えなかった。
日経平均は下げたものの急速に持ち直した。
だが今は明確な減速局面になっている。
ドル・円レートは比較的安定しているが、世界経済の明確な減速と共に再び円高に転ずる可能性もある。

経済状態が良いときの円高は企業収益の増加につながる。
バブル時に過熱景気の抑制のために金利を上げたかった日本に対して、ドル高を維持したい米国はこれに反対した。
結果としてバブル経済は抑制できず、その後橋本氏が壊してしまったために不景気へと突入することになる。
不景気な時の円高は輸出が難しくなり、観光客が減少するので景気好転の足かせとなる。
それでも国内需要が伸びれば多少は良いのだが、消費税の増税は国内需要も減少させる。

無資源国の日本は、エネルギ調達コストが下がる円高が好ましいという人もいる。
だが小学生の時に習ったように、海外から調達したものを加工組み立てして海外に輸出することで日本経済は成り立っている。
過度の円高の時に日本の製造業が海外に逃げ出して事で、今の景気回復が遅れていると言っても良い。
直接的輸出は余り無い農作物も、日本で作って国内輸送をするよりも海外で生産して航空機輸送をした方が安いなんて事になる。
これは輸出低迷による販売量の減少ではなく、輸入品の価格低下による国内産業の弱体化だ。

   

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