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ジムニー:パワーが足りない


  • Posted by: F&F
  • 2019年6月16日 13:11

水槽の記事で海水を汲みに行った話を書いたのだが、さすがに200リットルの海水は重かった。
海岸沿いを走って来て伊東から山越えをするルートは、いわゆる林道みたいな道なのでゆっくり走っても大丈夫ではある。

だが一般国道で天城を越えるルートは、軽自動車には厳しい。
荷物がなければ何とか他の車については行けるが、海水を積むと速度が乗らない。
元々コーナリングは不得手な車で、そこに重いものが積まれているのだからコーナーは十分に速度を落とさなければ危険だ。
だが、いったん速度を落とすとなかなか速度が回復しない。
アクセルを床まで踏みつけ、ギアは2ndに落ちるものの前を走る車の姿はどんどん小さくなっていく。
後ろに車がいれば、少し道幅が広くなる場所で先に行かせる。

それでもターボ付きだから未だ良いのだろうか。
いや、元々車重が重いからターボがあっても不利なのか。
ジムニーは3000回転で103Nmのトルクを発生する。
最高出力は6500回転で47kWだ。
車重は1tと、軽自動車としては重い。

ジムニーには1.5リッターエンジンを積んだ小型車モデルもあるが、NAなのでトルクは130Nmで660cc版とそう大きくは違わない。
最大出力は75kWなので1.5倍くらいはある。
TW-40E型トランスミッションは660cc版も1.5リッター版も形式、ギア比も同じだ。
TW-40Eの許容トルクは120Nmだとの話もあるので、シエラ用は強化されている可能性もある。
いずれにしても、この縦置きエンジン用4ATは20年前から使い続けられているトランスミッションだ。

海水を積んで走る車ではないから仕方が無いわけだが、200Nm/120kW位の出力がないと厳しそうだ。

荷物は積んでいなかったのだが、山の坂道を登ろうとしたらパワーが足りなかった。
全く進めないわけではなかったが、全開にしてもローからシフトアップしない。
そんな坂道でもタイヤはグリップしていた。
そうか、こんな時にLモードを使うのか。
と言う事で一旦停車してトランスファーレバーをLに入れると、ちゃんと坂道を登ったではないか。

タイヤのグリップよりエンジントルクが低いんだな、軽自動車は。
これはちょっと新鮮な驚きだった。

   

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