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スマートフォン:MIL規格準拠が流行なのか?


  • Posted by: F&F
  • 2019年6月24日 13:08

最近よく聞くMIL Spec.準拠とは何か。
これは電子部品などでも信頼性確保のための規格として様々なものがある。

JIS規格の米軍版とでも言えば良いだろう。
スマートフォンケースなどで謳われるのは耐衝撃テスト基準であるMIL-STD-810G 516.6だ。
これは1.2mの高さから鋼板上に26回自由落下させ、製品の生存率が20%以上なら合格だったかな。
ようするに5台のテストをして、1台が生き残ればOKという訳だ。

そもそもスマートフォンケースなんて軽くて柔らかいものが多いのだから壊れない。
アルミ製のものなどは変型してしまうかも知れないが、それ以外のものなら割れることもないだろう。
テストとして厳しいのはスマートフォンを装着した状態での落下テストだ。
この場合でも壊れるか壊れないかはスマートフォンケースの話であり、スマートフォン自体は単なる重しにすぎない。

大抵のスマートフォンケースは、スマートフォンケースが破壊されなければOKとしている。
スマートフォン自体はメーカによって耐衝撃性が異なるわけで、それを全てテストしてカバーすることは出来ないからだ。
そして、例えスマートフォン自体を保護している事を売りにするケースがあったとしても、MIL規格での生存率は20%以上であれば良い。

MIL規格のスマートフォンケースを付けていた、高さ1.2mから落としたらスマートフォンが壊れた。
と、メーカに文句を言ったところで「それは運が悪かったですね、非生存率の80%の方に入ってしまったのでしょう」と言われて終わりだ。

   

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