日本のマスコミ事情

マスコミといえども営利企業なので報道には偏りがある。
例の、池袋プリウス暴走事件の飯塚幸三容疑者に関しても容疑者と呼ぶマスコミは皆無だった。

被害者が死亡していない交通事故であったとしても、加害者は容疑者報道される。
しかし飯塚幸三氏は元院長などと書かれる。
事故後には自宅付近の警備も強化されたらしく、警官が巡回したり警察車両が護衛？にあたったりしているそうだ。
マスコミや警察には"顔の利く"飯塚幸三容疑者だが、果たして裁判の結果はどうなるのか。

亡くなったジャニー喜多川氏に関する報道も凄いというか何というか。
ワイドショーではアナウンサーやコメンテーターがダークスーツに身を包むなどする。
その報道の一場面だけで着替えるのならばまだしも、番組中ずっとなのだから何かの宗教なのかと思ってしまう。
渥美清氏が亡くなった時は？いかりや長介氏が亡くなった時は？ジャニー氏の存在は業界にとって大きなものだったと言えるのだろうが、画面の前にいる多くの人たちにとってはその画面の中で活躍した人の存在の方が大きい。

ジャニー氏の起こした過去の事件、最高裁判決でも有罪となったタレント相手の性的虐待などには振れようとしない。
唯一朝日新聞がこの件に振れたに過ぎない。

日本の事を知るには海外の報道を見るべきだとはよく言われる。
BBCニュースWeb版ではジャニー氏の功績と共に性的虐待事件にも振れている。