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ジムニー:組み立ては大変


  • Posted by: F&F
  • 2019年9月 9日 12:10

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夕方にヘッドボルトが配達されてきた。
昨日仮組みしていた古いボルトを外し、整備書に従った手順とトルクで締めていく。

最終締め付けトルクは59N・mなので一番大きなトルクレンチを出動させた。
チェーンは外していないのでカムタイミングは(たぶん)間違わない。
というか、ここで間違うと相当面倒な事になる。

ハーネスの取り回しもちゃんと見ておかないと面倒だ。
後からからここをくぐらせてとか、あそこを回してとかやるのは大変だからだ。
各コネクタはバカ除けになっているのでささる所にしか挿入出来ない。

タペットクリアランスを測ってみるとインテーク側は概ね0.2mmで正常、エキゾースト側は2番が最も狭く0.15mmしかない。
これは調整対象なのだが知らん顔をする事にした。
ちなみにクリアランスが0.1mm以下になると冷間時にバルブが閉まらなくなり始めるのだとか。

バルブやバルブシートの痩せはクリアランスが小さくなる方向で、シムやカムの減りはクリアランスが大きくなる方向だ。
でもバルブやシートの傷みの方が早いので、一般的にはクリアランスは狭くなっていく方向なのかも。

チェーンカバー取り付けで少し面倒なのはクランクシャフトの切り欠きとオイルポンプの位置を合わせるところだ。
液体ガスケットを塗ったら2分以内に組み付けろと書かれているが、2分で組み付けるためには予め位置を正確に合わせておく必要がある。
チェーンカバーを組み付けたらオイルパンを取り付ける。
上に向いてネジを締めるのが結構疲れる。
ここは6.35差し込み角のソケットがないと作業が出来ない。

オイルパンを組んだ時には辺りはもう暗くなっている。
さて、どの時点でエンジンを始動させてみるべきなのか。
ダメだったら又バラすと考えると、最低限組み立てた辺りが良い。

配管と配線を付け、ラジエータファンを仮付けしたところでエンジンをかけてみる。
インタークーラーなどは付けていないしクーラーコンプレッサのベルトも組み付けていない。
インジェクタにコネクタを挿す前にセルを回してオイルを回す。
その後インジェクタのコネクタを挿入し、プラグを付けてセルを回す。
かかりそうでかからないみたいな燃焼から、ブオンとエンジンがかかった。

急いで異音や水・オイル漏れがないかチェックする。
エキマニボルトに塗ったカッパーグリスから盛大に煙が出ている。
いったんエンジンを止めて各部を再チェック、水量をチェック、油量をチェックして再度エンジンをかける。
そのまま水温計が上がるまで暖機しながら各部をチェックする。
電動ファンが時折回るようになった時点で作業を終了した。
初秋の陽は既に山の向こうに落ち、夜のしじまが辺りを包み始める。

総走行距離約16.5万km、明日は仕上げと試運転をしてみる。

   

Comments:1

vwD 2019年9月 9日 13:59

素早い復活 さすがです 昔杵でしょうか
高いケミカルと同じ値段程度? 工賃別途ですが
当面慣らし運転
海水汲み再開

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