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BAL大橋産業製正弦波インバータを直す


  • Posted by: F&F
  • 2019年9月 9日 13:10

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半年くらい前は確かに動作していた。
しかし昨日電源を入れるとPROTECT LEDが点灯し、アラームが鳴動する。

これは過負荷や電源電圧異常(低すぎる或いは高すぎる)で点灯する。
電圧コンパレータの設定が狂ったかと、電源電圧を変えてみたが動作しない。
中華ものの修理としては、以前に水槽用ヒーターを直している。
コイツも自然に壊れたというのもおかしいが、突然動作しなくなった。

BALの正弦波インバーターは2台使っていて、400W版はソーラー発電電力を100Vに上げるのに使っている。
今回壊れたのは120W版でBAL 1785である。

とりあえずは分解する。
PWMインバータで、出力回路にPWMノイズを防止するローパスフィルタが入っている。
サージにも強く、モータも駆動出来るし効率も悪くない。

基板の半田面を見てまず気づくのが、部品の半田濡れ性が悪い事だ。
抵抗やコンデンサ、トランジスタなどを長期保管すると金属が酸化して半田付け性が悪くなる。
通常はそうなった部品は廃棄するし、そもそも半田付け性が悪くなるような期間保存はしない。
だがコスト最優先の中国では生産管理が出来ていない。

そこでヒーターを直した時同様、半田付け部分を再加熱していく。
だが濡れ性が極度に悪く、綺麗に半田が乗らない。
天ぷらになってしまう。
フラックスでも付けなければ、或いはパーツのリードを磨かないと綺麗には半田付け出来ない。
綺麗には出来ないが、加熱して半田を足せば何とかくっついたような…

電源を入れると動作したのだが、どこがいけなかったのかは分からない。

   

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