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オゾン発生器が再び不調になった


  • Posted by: F&F
  • 2019年10月 4日 12:10

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オゾン発生器がリークにより不調になった件、その修理に関しては過去に書いた。
暫くは正常に使えていたそのオゾン発生器だが、又壊れた。

前回と同じクリークが原因なのだがリーク箇所は異なる。
前回は中心電極とコイル状電極の近づいた部分で空中放電していた。
しかし今回は、中心電極側の線と筐体間で放電している。
前回修理時に中心電極に接続される線にかぶせてある絶縁体の絶縁破壊が見られた。
今度はその絶縁が怪しくなったチューブと筐体間で放電している。
放電した部分は炭化し、ちょうど筐体を止めているネジの所だったのでネジは黒っぽく変色していた。
ネジに電界が加わってゴミが付いたとか?黒さび的な事が起きたとか?

とりあえず絶縁破壊で黒っぽくなった部分をカッターナイフで削ってみた。
このまま組み立てて通電するも、2〜3日後には同様の症状となった。
つぎに放電してしまう部分にカプトンテープを巻いた。
カプトンテープの耐絶縁性は100kV/mm位なのだが、テープ自体が薄い。
3重くらいに巻いてみたが、これも数日で駄目になった。
カプトンテープは固いので線が曲がる部分にあたる放電箇所にうまくフィットしない。

確かどこかにテフロンテープがあったんだけどなぁ。
が、調べてみると絶縁破壊耐性としてはテフロンよりポリエチレンの方が高いのだとか。
ちなみに碍子などでステアタイトと金属部を固定するには硫黄系の充填剤が使われる。
硫黄は絶縁耐力が高いのだ。
硫黄を充填(加熱すれば溶ける)するのが良さそうだが手元にはない。
ゴムに硫黄を高濃度で混ぜるとエボナイトが出来る。

他に絶縁性の良さそうなものは…
自己融着テープがある。
絶縁耐力は30kV/mmとカプトンテープには及ばないが、厚みがあって柔軟性もある。
これを巻き付けてみた。

果たしてどうなるか?
ダメならPETを溶かして充填してみようか。
だがPETの絶縁耐力は10kV/mmと余り高くはない。
PPならば20kV/mmあるなぁ。



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