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MNO:楽天モバイルの整備状況


  • Posted by: F&F
  • 2019年10月20日 13:09

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楽天モバイルのβテスト?αテスト?に申し込んだ方の話を聞いた。
端的に言えば「10年前のソフトバンクよりも悪い」との事だった。

東京23区内ではローミングが出来ないと聞いていたが、自前基地局だけではどうにもならずauに頼る作戦に変更したのか。
auにローミングされた状態でもrakutenと表示されるようなので、利用者には分からないそうだ。
もしも楽天回線だけだとしたら、特に山手線の外側では穴だらけになるだろうとのこと。
建物の中などはau回線になり、これは安定に使える。
楽天の自前回線に切り替わると通信が不安定になりやすいそうだ。

楽天回線とau回線をスイッチすると通話は切れるみたいな話があった。

11年前のソフトバンクを思い出してみよう。
これは未だWCDMAの時代で、HSDPAで数Mbps出れば良いみたいな時代だった。
例によってソフトバンクはウチが一番だよ、速いよ速いよと宣伝していた。
しかし実際には30kbps〜90kbps位の速度しか出なかった。

エリアもかなりいい加減なもので、移動中など電界強度が高くなってこれは良いかなと思った次の瞬間には圏外なんて事も普通だった。
建物の中はまずダメで、サービス開始から3年を経過しても穴だらけな当時のFOMAのようだった。
この時点でソフトバンクはドコモの4年遅れ、楽天モバイルはそのソフトバンクの10年遅れである。
10年の遅れを取り返せるのかというと、これは難しい。
4年遅れのソフトバンクは未だにドコモに追いつけていない。

楽天モバイルは1.7GHz帯の最大20MHz幅を使うが、5MHz幅や10MHz幅の局もある。
256QAMと4×4 MIMOを使えば最大理論速度は400Mbpsになる。
しかし楽天モバイルは2×2 MIMOと64QAMなので150Mbpsが最大だ。
ソフトバンクもそうなのだが帯域の有効利用を積極的に行わない。
確かに4×4 MIMOにするには4組のトランシーバーが必要になるし、256QAMに対応する為には信号純度の高いトランシーバーが必要だ。
これはいずれもコストのかかる話であり、財務的余裕がなければ整備が出来ない。
楽天モバイルにしてもソフトバンクにしても、通信速度よりもまずはエリア整備に力を入れる。
これは間違った判断とは言えない。

GALAXYだが、SAMSUNGでは楽天回線の最大速度である150Mbpsを仕様としている。
しかし楽天モバイル側は300Mbpsと表示している。
逆では無く、SAMSUNGは楽天回線に於ける理論最大速度を書いている。

楽天モバイルはOPPO Reno Aの下り速度が600Mbpsで上り速度が150Mbpsと表示している。
この速度は現在の楽天モバイルネットワークでは実現出来ない。
ちなみに上りはドコモの131.3Mbpsが最速である。

これが楽天スタンダード、ウソで塗り固める三木谷スタイルだ。
ここを突っつかれた場合は「端末の仕様を書いただけ」と言えば良い。

楽天回線の実測値としての速度は5Mbps〜30Mbps位だそうだ。
安定に接続出来る場所ならばもう少し速度は出るかも知れないとのことだった。
なお屋内などで通信状態がスパッと改善されることがあると言い、それがauローミングに切り替わった時らしい。
加入者が少ないので、電波状態が良ければ速度は出るのだろう。



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