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9Vの電源を作ったがノイスは取れなかった


  • Posted by: F&F
  • 2019年10月22日 12:09

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12V出力のスイッチング電源+シリーズパスレギュレータの構成で9Vを作った。
三端子レギュレータ周りにはコンデンサもちゃんと入れた。

出力をオシロで見るとスパイクノイズが見えるなぁ。
コイルや抵抗などは入れていないので今以上には減らない。
この状態でORPメータを接続してみると、指示値は±10mVくらいフラフラしている。
これでは使えない。
もっともスイッチング電源をそのままつかうと表示はめちゃくちゃになるので、それよりはマシだ。

ジャンク箱の中をあさるとトランス式のACアダプタがあった。
公称出力は9Vとなっているのだが、実測値は無負荷で12.6Vある。
ORPメータは元々乾電池仕様なので消費電流は900μAと少ない。
ACアダプタにとっては無負荷みたいなものだ。

と言うことで、このACアダプタに昨日作った三端子レギュレータ二階建てを接続して8.4Vを得ることにした。
レギュレータは要らないかなと思ったのだが、ACアダプタの出力を見ると50Hzのリップルが盛大に乗っている。
電解コンデンサを入れても良いのだが、少し電圧が高すぎることもあるのでLDOを入れた。

LDOの出力はノイズもリップルもなく綺麗なものだ。
もっともLDO自信のノイズがあるので、より厳密な測定をすればノイズはある。
そしてそのノイズはコンデンサを入れたくらいでは中々減少してくれない。

ORPメータに接続してみると、今度は指示値が安定している。
乾電池を使用した場合と同じだ。

用途によるとは思うのだが、トランス式ACアダプタも必要だ。
今後50/60Hz用のトランスはどんどん減っていくだろうから、トランス式ACアダプタは貴重かも。
スイッチング電源にCRフィルタという構成でも行けるかも知れないのだが、輻射ノイズなどもあるので色々と難しい。

ORPメータの消費電流が約0.9mA、006Pのアルカリ電池で1ヶ月持つのだからアルカリ電池の電流容量は600mAhあることになる。
Panasonicの6LR61Y(006P アルカリ一次電池)データを見ると150Ω負荷で10時間持つ(終止電圧5.4V)なので600mAh位だ。



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