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前途多難の楽天モバイル


  • Posted by: F&F
  • 2019年10月25日 12:10

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わずか5千人で開始した楽天モバイルのサービスだが、回線の開通が出来ないなどトラブルが起きている。
昨日になって楽天はその事実をホームページに掲載した。

楽天の指定モデル以外のスマートフォンや、電界強度が弱い場合などは開通処理が出来ないという。
開通処理が出来ない時にはサポートに問い合わせろとなっているが、サポートは待たされるだけで電話がつながらないとの苦情も書き込まれている。
これに関してはサポート体制強化すると回答したようだ。
ホームページによれば「現在はお問い合わせ対応が改善しております。」となっている。
どう改善されているのか、平均待ち時間はどの位なのかなどは明らかにされていない。
この手の問題が起きた時には、何曜が空いているとかどの時間帯が混んでいるとかの情報を出すのが親切というものである。
楽天によれば開通処理が出来ていないのは500人程度だというのだが、その程度でサポート回線がパンク状態ではどうにもならない。

楽天モバイルのページを初めて見たのだが、何とも…
GoogleへのリンクとNTTへのリンクが一番上にあって笑えた。

無料サポータープログラムは下の方に終了しましたと書かれている。
終了したのなら消せば良いのに。
その無料サポータープログラムは一人が何回線でも(後に5回線に制限、その後1回線に制限されたという話)申し込めた。
TwitterなどでもSIMを並べた写真がアップされていたりした。
オペレーター経験のない所が初めて行う仕事だとしても、余りに雑である。
こんな事で来年度からの運用がうまく行くのだろうか?

現状で23区内の基地局は1.6千局程度らしい。
来年の3月末までにこれを2倍にすると、楽天は言っている。

LTEサービス開始から5年程度経った2014年頃、セル半径の大きいのはソフトバンクで10W以上の高出力局を23区内で2.5千局ほど稼働させた。
当時ドコモは6セクター化を進めると共に1W未満のナノセルやピコセル局を2千局程度に増やし、トータル5千局程度でサービスしていた。
10W以上の高出力局は500局にも満たない程度だった。

auも同様に高出力局を減らし、数ワットクラスのマイクロセル局を5千局ほど稼働させた。
両社ともにマイクロセルやナノセルによって収容者数の増大を図ると言っていた時期である。
ソフトバンクは、まずはエリア対策と言うことで高出力局を増やした。
ソフトバンクは大手2社の半分の基地局数しかない分、出力を高めたがエリアの穴が目立ち屋内でも使えない場所が多く出来た。
2014年はソフトバンクの白犬CMがCMランキングトップの最後の年である
2007年から始まったこのシリーズが毎年トップの座を射止めたが、この年を最後に沈んでいく。

現在はドコモ/au共に23区内の基地局数は1万を超えていると思う。
ソフトバンクはドコモ/auに後れを取ったがマイクロセル化に舵を切り、徐々に大手2社に近づいたというわけだ。

2019年の全国LTE基地局数は以下の通りだ。

ドコモ:約20万局
KDDI:約12万局
ソフトバンク:約13万局

データとして加入者辺りの平均月間データ使用量と、事業者の月間データ通信量の公表値がある。
これを見るとソフトバンクの加入者(データ利用者)数はドコモのおよそ1/3であることが分かる。
しかし加入者数としての公表値では、ソフトバンクはドコモの約半分の加入者をもっているとなる。
幽霊が多く居るという、不思議ですねぇ〜



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