増税しても使い道がないから公務員給与を上げます

民間の賃金減少による景気の悪化は公務員給料の増額で打ち消す？
公務員給与を1千億円増やし、6年連続増額とのことだ。

1千億円はあくまでも本給ベースなので、○○手当的なものを考えるとその2倍くらいの予算は必要になる。
記事にもあるように、これが消費に回れば良いがどうなのだろうか。
公務員給与少し下げると消費税増税分くらいのカネは出来る。
むしろこうして民間消費を拡大して方が良いに決まっているが、泥棒に泥棒は捕まえられないという理屈と同じだ。

一方でソフトバンクグループの節税潰しも行われる。
ソフトバンクグループは、買収したARMの利益を配当という形で吸い上げた。
これによりARMの実質価値を下げた。
価値の落ちたARM株を子会社に安く売って売却損を発生させた。
この損失と利益を相殺して法人税を免れる手法だ。

一つ一つの取引に違法性はなく、極めてシステマチックに行われた取引である。
ソフトバンクは演説会の席では利益が○○だ、凄いだろうと言っているが赤字額も凄いので法人税をゼロに出来る。
国税はソフトバンクグループ対策をすると言うが、抜け穴探しの天才である孫さんから税金を取れるのだろうか？
総務省ですら脅され馬鹿にされ続けているというのに。
まあ財務省は総務省より多くの権限や権力や天下りを持っていることには間違いないんだけど。