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楽天モバイル4度目の指導を受ける


  • Posted by: F&F
  • 2019年12月17日 13:09

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総務省は楽天モバイルに対して、電気通信役務の安定的かつ円滑な提供を確保するための措置を講ずるよう要請した。
12月10日に発生した障害に対してだ。

障害はソフトウエアの不具合(楽天)により8:30頃から11:15頃まで通話・通信が出来なくなったというもの。
自慢の仮想化システムは無停止運用されていないのだろうか。

実証実験中なので影響は少なかったと思われるが、これまでの楽天があまりにもダメダメなので総務省は釘を刺した。
楽天モバイルの障害ページに、12月10日の障害は記載されていない。
記載されているのは楽天モバイル→楽天モバイル 携帯キャリアサービスの情報→無料サポータープログラムご利用中のお客様へ、と進むとそこにある。

無停止運用は結構難しい。
全てを二重化する事は出来ないわけで、主要なシステムは多重化と複数地域のサーバで構成されているはずだ。
しかし、それでも障害が起きる。
ルーターが壊れる事もあればNTTのファイバーが不通になる事もある。
大規模な障害でなければ早急な復旧が出来るが、高トラフィック部分をいじると影響が残る。
それでも以前に比較すれば各社共に大規模な障害は減っている。

多数の基地局で構成されるシステムは、個々の基地局の状態が中々把握出来ない。
携帯電話基地局の場合は異常が検出出来ればアラートが上がるが、異常が検出出来ない故障もある。
また異常を通知するシステムや回線が故障する場合もある。
一見正常だけれど無線特性が悪くなっているような場合は、一定期間の統計を取らないとリモートでは中々見つけられない。
某事業者はログの中の受信電界の変化から、基地局の受信感度の低下を見つけたと言っていた。
何万何十万とある基地局は、MTBFからすれば毎日何カ所かで壊れていく。

楽天の場合に何かどこかでトラブルが起きると、それに対処出来る人間が不足しているのではないだろうか。
ベンダーに連絡してエンジニアを派遣して貰うとか、そういう解決方法かも知れない。
いきなり通信事業者は無理がある。
元々は迷惑メール屋だったわけだから。

サービスインはいつになるのか?
11月7日の決算発表会の場で、その具体的日にちは語られなかった。
無料サポータープログラムの5千人も、その中の85回線は未開通だそうだ。

今頃三木谷さんが言っているのではないだろうか。
MVNOは楽だよなぁ、MNOに文句だけ言っていれば済むのだからと。



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