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石を積んだが穴だらけ


  • Posted by: F&F
  • 2020年2月 7日 11:14

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穴だらけに石を積んだのではない。
少ない石で土留めの壁を築く為に、少々(少々?)の穴は良いとした。

何しろ四角い石がなかったので積むのが大変である。
昨年作った土留め(上の写真)は、土がほぼ垂直になっているところに石を積んでいったので比較的うまく行った。
今回は石の後ろ側が空間になっている所が多く、更には石の数も節約したかった。
何しろ運ぶのが重くて重くて。
表面が平らでないのは、そもそも平らに出来なかったのだ。
石を切ったり割ったりして形を整えれば綺麗に積めるが、それをやるには石が2倍必要だ。
ならばと言う事で、無理に平らにしないでデコボコにしながら積み"石を乗せただけ"風で行くことにした。

今回作ったものは高さも1m以上あるので、崩れないように積むのが大変だった。
出来るだけ面で接触させようとは思ったが無理で、下手をすると石の尖った先に別の石が乗っているみたいになった。
そんな部分は他の石を詰めて補強するのだが、ちょうど良い大きさの石がなかったりする。
コンクリートで固めようにも隙間が大きすぎて、コンクリートが後ろにポロッと落ちてしまう。
石を積んだ内側には伐採した木で土留めが作ってあり、何カ所かに鉄のポールを打ち込んで止めている。
その丸太と石垣の間には隙間があるので、コンクリートを詰めようとしても後ろに落ちてしまうのだ。
丸太に寄りかからせるように石を積もうとすると、石の壁は相当傾斜が付いてしまう。
なので、殆ど支えのない所に石を積み上げて壁を作る感じになった。
何カ所かは石の隙間に枯れ葉を詰めて穴を少し塞ぎ、その上にコンクリートを入れてみた。

コンクリートがある程度固まったところで、接触面の少ないところに補強用の石を乗せて固めた。
最初に積んだ石同士の接触面積は少ないが、そこにもう一つ石を乗せて双方の石と接触するようにした。

土を運んできて丸太の土留めと石垣の間に入れた。
土も重いんだよなぁ。
未だ土は足りないが、時間が経てば泥や枯れ葉で隙間は埋まっていくだろう。
今は石の隙間の穴が開いている状態、小動物の巣にでもなりそうだ。

切った木で土留めを作ったのは昨年の今頃だった。
丸太を積んでそこに少し土を乗せただけで、何とも不安定な感じだったし陽が差せばすぐに土は乾いてしまった。
しかし今は(昨年まいた)クローバーなどが根を張り、周囲と同じような土に見えるようになっている。

寒波襲来のニュースで冷え込むのかなと思ったが、昨日の日中は日差しもあってそこそこ暖かかった。
だが夕方以降は冷え込み、-2.3℃とこの冬の最低を記録した。
といっても、昨年も一昨年も何度も零下になっているのだから、この時期まで零下にならなかった今年はやはり暖かい。

コンクリートは水と反応して固まる。
多くの化学反応がそうであるように、コンクリートの固化反応も温度が高い方が活発になる。
この時期だとコンクリートが100%の強度になるまでには2ヶ月以上を要する。
実用強度になるのに10日程度らしいが、1日経てば触っても跡が付かないくらいになる。
完全に固化するまでに乾燥が進むと、固化するのに必要な水分が減るので強度が下がる。
夏場など、表面が固化したコンクリートに水をかけたりするのはその為だ。



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