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沈んだのは船ではなくワイドショーだった


  • Posted by: F&F
  • 2020年2月13日 11:10

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下船が許されないまま時が経つクルーズ船の乗客達、内部は悲惨であって欲しいと願うマスコミと実際の差が激しい。
おそらく事前に打ち合わせをして悲惨な状況を作り上げて欲しかったのだろうがうまく行かなかった。

生放送で乗客と通話し、ワイドショー側は悲痛な叫びが聞きたいと話を振る。
しかし乗客は、意外に普通にしている、食事は美味しい、多少の不便は(現状では)仕方が無い、よくやって頂けていると語る。
情報がないでしょう、TVが観られなくて不便ではないかの問いにも、スマートフォンがあるから大丈夫と答えられてはTV側は「………」である。
それでもコメンテーターは台本どおりの批判をしなければならず、乗客の意見との乖離が激しくなる。

ドローンでワイン配達なんてニュースもあった。
まあ、この位余裕があると言う事か。

昨日書いた薬にしても、届き始めているとのことだった。
クスリを受け取れていない人を狙ってインタビューしたかったのかも知れないが、届いちゃった。
一部外国人などはカルテの取り寄せなどに時間がかかっているとの話もある。
マスコミ的には残念で仕方が無かっただろう。

一般人にしゃべらせるから本当のことがバレてしまう。
支援隊に紛れ込んで人員を送り込み、タイトルどおり"船内悲痛「情報なし」"を演じさせなければいけなかったのだ。
いや、船内と通話することは必要がなくスタジオ内で演じても良いのではないのか。
実際の乗客と通話しているか否かなど分からないわけだし。

全く情報が入ってきません、TVも観ることが出来ず客室外に出ることも制限されています。
食糧が底を突き始めているとの事で、満足な食事も取れていません。、昨日はカップラーメンでした。
※カップラーメンは支援物資として届けられたらしい。
乗客はイライラが募り、乗務員を怒鳴りつける姿もみかけました。
豪華な船旅の筈が、コロナウイルスのために地獄の船旅になっています。
暴動を抑えるためなのか、銃を持った自衛隊員が乗り込んできています。

とでも言わせたら良かったのに。

船内は平穏なようだが感染は止まらない。
最終的には全員が感染してしまうのではないかと考える人もいると思う。
致死率が低いのは幸いだが、入院すればより不便な生活になる。

治療法も確立されていない現状では入院期間も長引く可能性がある。
多くの感染者が出た場合は病院のベッド数が不足する。
船内での感染者の一部は静岡県まで搬送しているそうだ。
ローカルニュースでも、病院外にウイルスは漏れないから心配はないと言っていた。

昨日の検疫官にしてもそうだし、チャーター機で帰国させそのまま自宅に帰した14人(1名は感染確認)の対応にしても危機感が足りない。
そもそもチャーター機で帰国させる人には、政府の用意した宿泊施設で経過観察をする事を約束させていたのではないのか。
検疫官はマスクのみでしか防御していなかったそうだ。
で、検疫官は人混みの関内を通ったり、混雑する地下鉄で通勤したりする訳だ。

今後国内での感染者が増えた場合だが、感染者を就業させてはいけないという規制はないそうだ。
あくまでも自己判断で休暇を取ることになり、自己判断なので休業手当の対象にならない。
有給休暇の残っている人は休めるが、そうでない場合は欠勤扱いになる。

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