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ゼロSIMの代わりに楽天モバイル1年無料を試す


  • Posted by: F&F
  • 2020年3月 4日 11:06

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楽天モバイルは日経が報じたとおり2,980円の料金1本でスタートする。
さらに、300万契約までは1年間無料で使えると発表された。

これはかなりインパクトがあるのだが、昨日夜になって300万加入に注釈が付いた。
どうやら300万は楽天都合で増減するらしいのだ。
いきなり1万加入でやめますよになったら、多くの人は即解約で楽天モバイルは初期費用分の儲け。

無料に釣られて意外に早く300万契約に達したら、それはそれで面白い。
旧WILLCOMの契約者数がピーク時で600万くらいではなかったっけ。
無料とは言っても300万契約を超えてきたら、他のMNOはショックを受けるに違いない。
楽天モバイルのMVNO→MNOへの移行が進むと、実質的にはドコモの契約数が減る事になる。
だからといって有料化以降もその加入者数を維持し続けるのはかなり大変だ。
1年後にエリア整備がどれだけ進むのか、プライマリとして実用レベルに達するのかが勝負である。

無料サポーターとして利用した人は、現時点では本サービスに申し込めないようだ。
記事によれば「無料サポータープログラムのユーザーについては、4月8日から申し込みを受け付ける。」とある。

容量無制限で2,980円も凄いが、1年無料でいったいどれだけの赤字が出るのか。
契約には対応スマートフォンを買う必要があるので、そこで儲けが多少は出るとは言ってもわずかだ。
全体の20%がauローミングをフルに使ってしまうと、KDDIに払うカネは年間72億円になる。
初期費用3,300円は条件を満たせばポイントバック、そのポイントは楽天モールで使われてロイヤリティが戻ってくる。
それでも300万加入あれば、現金収入として99億円である。
150万加入がスマートフォンを買い、その利益が平均5千円あると75億円だ。
売り上げ自体は150万台×平均4万円としても600億円なので、売り上げ規模の見栄えは良いだろう。
楽天モバイルは3年後の黒字化を目指すと言っている。

どのスマートフォンでも使えるのなら、ゼロSIMの代わりに無料期間だけ使っても良い。
問題はアクティベートできるかどうかだ。
無料トライアルの時もアクティベートできない人が続出したわけだし、指定機種の所にASUSや富士通は無いしHUAWEIはNova lite2(指定はnova lite3)しかない。
でもまあ、損失だとしても3,300円なので申し込んでみる事にした。
この地で楽天モバイル回線が使えるようになるのは数年後だろうから、楽天モバイル回線を使わないまま解約となりそうだけど。
いや、もしや楽天回線でないとアクティベートできないとか?確かベータテストの時はそうだった。
来月までにコロナウイルス騒ぎが収まるとは思えないどころか、更に拡大しているのではないのか。
フェムトセルは無料配布してくれるだろうか。

楽天モバイルのページは16時過ぎから重くなり、19時頃には楽天モバイルではなく楽天のトップページに飛ばされてしまうようになった。
URLを知っていれば詳細ページにアクセスは出来たものの、画像がなかったりCSSがロード出来ないなどでレイアウトは壊れていた。
20時にはトップページは表示されるものの、他のページはNotFoundになった。
21時過ぎには復活して申し込みが可能になったが、22時過ぎから再びおかしくなる。
日付が変わった頃には楽天モールでの申し込みに変更され、初期費用をカートに入れて買うという間に合わせスタイルになった。
本人確認書類やスマートフォンの注文は後日受け付けるという。
Web関係とモバイル事業は別とは言っても、負荷分散に対する考え方は大丈夫かと心配にもなる。

楽天モバイルの回線を使っている限りデータは無限に使える。
しかしauローミングエリアでは月間2Gバイトに制限される。
ローミングエリアでデータをどの程度使ったのか、my楽天モバイルアプリで都度確認する必要があるという。

2021年3月にはエリアを全国に広がるという。
低軌道衛星によるリンクを目指すのか、米ASTに出資したそうだ。
衛星リンクによる携帯電話サービスはこれまでにも登場したものの、失敗と言って良い状態に陥っている。
低軌道衛星は寿命が短い訳で、しかし低軌道故に多くの衛星を打ち上げなければいけない。
衛星を打ち上げても打ち上げてもどんどん落ちてしまう(低軌道なので空気抵抗で落ちてくる)、加速用の燃料を多く積むと衛星コストが上がるなど問題がある。
イリジウムは高度約780kmに66基の衛星を、テレデジックは高度約1,300kmに288基(当初はもっと低軌道に840基)を上げる計画だったが挫折した。
グローバルスターは高度約1,400kmに48基の衛星を上げてスタートするも倒産した。
孫さんも衛星が〜と叫んでいた事があった。
その当時とは仕様が異なっているようで、衛星辺りの帯域は10Gbpsになり衛星数は648基(将来的には6000基?)だそうだ。
ソフトバンクの出資額は5.05億ドル、計画は遅れに遅れて現在の衛星数は34基だとか。

ASTは高度500km〜700kmと言うからイリジウムよりも低い高度に衛星を飛ばす。
日本からは4基の衛星が見える予定だそうなので、総衛星数はかなり多いのではないだろうか。

衛星話はエリアの拡大よりも資金調達に威力を発揮するのかも知れない。

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