期を逃したか？アベノマスク

マスクの供給状態が安定してきたという。
この辺りでは未だ店頭に並ぶほどの余裕はないのだが、都市部では並ばずに買えるレベルになったらしい。

中国がマスクの輸出規制を撤廃したとかで、相当な数のマスクが輸入されてくるのだとか。
これに加えて外出自粛などによりマスク需要が減少したこともある。
国内メーカの、国内外での増産は続いているのでやがて価格も下がるはずだ。
既に1枚10円以下で販売するところも出て来ている。

こうなると400億円以上の予算をつぎ込むアベノマスクは何なのかとなる。
シャープのマスク生産設備は、既存のクリンルームを使ったこともあって1億円以下の投資だそうだ。
10億円を投資すると月間1億枚くらいの生産が可能らしいので、マスク配りをやるよりは生産に投資(製造業者を支援)した方が良かったと言える。
まあ関連企業や郵政族がカネを寄こせ寄こせとやるから、マスク配りも仕方がないところもあったとは思う。
しかし生産設備に投資すれば、マスク1枚で1円の儲けだとしても10億円の投資は1年で回収出来る。
マスク需要期が終われば生産設備を捨てることになるので、投資回収を目的とするよりは設備費用を国が援助した方が良いけど。

マスクが余り始めると各所で一気に在庫が増えると思われる。
なので、今からマスク生産に投資しても駄目だ。
やるならマスク転売が横行したあの頃でないと。

関西ではマスクの移動販売が目撃されている。
1枚100円程度で転売をするが、捕まらないように場所を変えての移動販売だ。
早く売ってしまわないと在庫の山を抱えることになる。

高値でネット販売していた業者は逆に、マスクの入手性が悪くなったという。
正規ルートに流れてしまい、いわゆるブローカーが立ち入る隙が無くなったとか。

ソフトバンクは5月から、月産3億枚のマスクを中国の自動車メーカーであるBYDで製造するそうだ。
話1/10としても3千万枚ほどが入ってくる。
これを加えると5月末頃には月間数億枚を規模のマスクが市場に流れることになる。

多くの企業の対応とスピードに日本の政府は全く追いつけていない。

先週末は東京での感染者数が100人/日を超えたとニュースになった。
今週末には200人に達する勢いになっている。
休業要請と出勤抑制でどこまで感染を抑えられるのか。
というより、どの程度の企業がこれに従う/従えるのか。
大型店舗は休業する中で、地元商店街が儲かっているという話も聞く。
伊豆市ではコロナ不況対策でクーポン券を販売したが、ここに来て客寄せ防止で使用を中断するという、何が何だか分からないことになっている。

GoogleとAppleはBluetoothで付近をサーチし、感染者と接触した可能性の高い人間を特定するという。
どこで誰が何をやっているかまで把握出来るのだから、その人同士がどこで接近遭遇したのかを割り出すのも簡単だ。
個人情報や位置情報を取得しないと言っているが、個人情報は既に(クレジットカード情報などで)IDに紐付けられている。
位置情報は別途OSが送出しているので、これも既知だ。

相変わらずのコロナ疎開組や、開いているパチンコ店を求めて北関東に移動するパチンコファンたち。
こうした人が周辺に感染域を広げていくんだろうな。
伊豆半島でも西側の海岸付近を中心に感染者が増え始めた。
東京や神奈川県から(休校のタイミングで)遊びに来た人たちの置き土産だとも言われるが、南伊豆町の感染者は東京に打ち合わせに出かけた男性だ。
これまでは外出時にマスクは着用していなかったのだが、そろそろ気をつけないといけないかも知れない。

報道ステーションの富川悠太アナウンサーも感染だそうだ。
アナウンサーが感染すれば、下手をすると番組が成立しなくなる。
おそらくは感染に気をつけていたのだとは思うが、それでも感染する。
発熱は1週間前に、息苦しさは数日前からあったそうだ。
パルスオキシオメータでチェックすれば、この時点で肺炎が疑われたはずだ。
通勤など、感染リスクのある方は買っておいても良いと思う。
この時期普段の2倍以上の価格を付けるところ(特に楽天系)があるのでご注意を。


にほんブログ村